ひろプリ50話(最終回)感想「ラスボスバトルと涙の別離~世界が二人を分かつとも~」

巨大な邪竜と化したスキアヘッドがソラシド市を襲うも総力戦で浄化し全てを終わらせる話。
アンダーグエナジーやスキアヘッド、力こそ全てという思想がどこから来たのかは謎のまま。
それはさておき最後の手段で巨大化した悪役は勝てないものでありフルボッコにされる。
窮地に陥った邪竜はカイゼリンを取り込もうとするが意志の力で跳ね返された。
行き場を失った邪竜は現世のソラシド市へ向かうもそこには取り込める邪悪な者はいなかった。
最終回らしく力を合わせた必殺技や浄化技が炸裂し、邪竜は澄み切って去り脅威は消えた。
ラストはお別れとなりスカイランド組とソラシド市組で涙の別れで感動の最終回を迎える。
だが翌朝、サクッとスカイランド組が遊びに来て朝ごはんをねだるというコミカルオチになる。

世界が二人を分かつとも~ソラまし&あげツバエンド~

ラスボスバトルはみんなでスカイパンチ

前半は最終決戦。だが消化試合みたいなもので、派手な必殺技でドンパチするシーンを楽しめば良いと思うよ?というノリ。プリキュアたちに追い詰められた邪竜が甘言を弄してカイゼリンを取り込もうとするも跳ね返されて行き場を失うところが最大の見所かもしれない。カイゼリンちゃん精神的に強くなってて良かったね。行き場を失った邪竜が向かったのはソラシド市であったが、ここの市民は皆ココロが綺麗だったので、とりつくことが出来なかった。最終決戦はヒーローガールスカイパンチを全員で放った後、全員での浄化技で締める事ととなる。アンダーグエナジーとは何だったのかとか、スキアヘッド氏は何故力が全てであることに拘ったのかはスルーされ、アッサリと浄化されて澄み切っていった。
 

あげツバ~おねショタの別れ~

後半はお別れ回。ソラ、ツバサ、エルのスカイランド組とましろ、あげはのソラシド市組でお別れ。エルちゃんとましあげでハグした後、あげツバで最後の時間を惜しむ。ここでのおねショタ展開が割とグッとくる展開であり、ツバサがあげはの様なカッコイイ大人になりたいと告白するシーンは是非見て欲しい場面となっている。おねショタ好きには最高の一幕である。ツバサが意を決したように意気込んでから話し出す間の取り方や、告白するシーンで普段は鬼太郎のように隠れている片方の目が垣間見られる瞬間など作画が大変素晴らしいものとなっている。ツバサの告白を聞いたあげはが満面の笑みを浮かべるシーンとか尊み溢れるシーンとなっている。
 

ソラまし~百合友情エンド~

こうしてあげツバでおねショタが描かれた後には、ソラましで百合友情タイムとなる。皆がもうスカイランドに帰るというのに、ましろは最後まで何とか引き延ばそうと夕飯に誘ったり、明日の朝にしたらどうかと提案したりするのだ。このように名残を惜しむましろに対し、ソラが諭すように言い聞かせ、二人が涙を流しながら何とか笑顔でお別れをする演出は、1年間ひろプリを完走した視聴者たちの共感を生んだ。こうして切なさが漂う情緒深い別離の演出となったが、あまりにも切なくしてしまうと女児にトラウマを与えてしまう。と、いうわけで翌朝には再びソラたちがちゃっかりと遊びに来てコミカルなギャグオチとなった。

涙のお別れをした翌朝、スカイランド組がやってきて朝飯をねだるコミカルエンド
俺たちの戦いはこれからだエンド
カイゼリンちゃんも救済された
1年間お疲れさまでした

ひろプリ感想まとめ