ひろがるスカイ!プリキュア 第36話「あげは、最強の保育士失格!?」の感想・レビュー

引っ越しを控えて落ち込む園児を前に何もできずに無力感を抱くあげはがツバサに励まされる話。
最強の保育士を目指すあげはは指導した園児が思いやりを持つ人柄に育っていく姿をみて充実する。
だが突如その園児は引っ越すことになり、寂しさを押し込めたため暗い表情を浮かべるようになる。
あげはは何とか力になってやりたいと奮闘するが、当該園児の心を開くことは出来なかった。
溜息をつくあげは皆に心配され、なぜ自分が最強の保育士を目指すようになったのかを語りだす。
あげはは両親の離婚で父や二人の姉と別れて落ち込んだ時保育園の先生が支えてくれたのだと言う。
無理に頑張ろうとするあげはを見たツバサは、無理して笑おうとせずそのまま自分で行けばいいと励ます。
ツバサに背中を押されたあげはは自分の弱さを見せることで、園児の心を解放させることに成功した。

いつもは少年呼びされているツバサが、あげはに名前呼びされて照れるシーンがハイライト

疲れて寝落ちするあげはに布団をかけるツバサ

今回はあげは回。冒頭ではあげはが指導した園児が心優しい思いやりある人柄に育っており、自分の指導は間違っていなかったことに嬉しくなる。だが本編で突如引っ越しが決まり、その園児は寂しさを押し込めたためか、心を閉ざしてしまう。あげはは何とかしようとするが、どうすることもできなかった。

そんなあげはに対して仲間たちはなぜ最強の保育士を目指すのかと問う。答えて曰く、あげはは幼少期の頃に両親が離婚し父や姉二人と離ればなれになり寂しさを抱えた。ずっと落ち込んでいたあげはを救ったのはつねに優しく声掛けをしてくれた保育園の先生だったのだ。以来、あげはは保育士の存在は最強だと思い、将来の目標としたのであった。

だからこそあげはは今度は自分が力になりたいのであるが、そうはなれず珍しくネガティブになる。ここであげはを励ます役に指定されるのがツバサであり、ツバあげフラグの成立だ!つばさは無理して笑おうとせず自分の気持ちを率直に伝えることが肝要だと説く。ツバサの励ましに力を得たあげははいつもはツバサを「少年」呼びしているのに、ここぞとばかりに名前呼びを行いツバサの好感度を爆上げさせるのであった。

ツバサの助言を受けたあげはは園児に対して自分の気持ちを率直にぶつける。あげはの本心からの感情に触れた園児はようやく心を開き、引っ越すことの寂しさを打ち明けてくれるのであった。最後は私的にプリキュアに変身。街を去っていく園児が乗る鉄道の車窓へ必殺技のチョウの群れを解き放ち、引っ越しの手向けとした。

落ち込む炉利あげはを支えてくれた先生
あげは、ツバサの励ましを受け、名前呼びをする
引っ越していく園児に蝶を手向ける

ひろプリ感想まとめ