リコポケ第20話「ポケモンバトルに気後れするリコ、舐めプと思われてしまう」

バトルでわざと手を抜いたプレイをしたことでジムリに諭されニャオハとの関係にもヒビが入る話。
黒いレックウザの謎を解くため、その手がかりを知ると言うジムリーダーの下を訪れるリコたち。
ジムリは追い求める理由を問い質した上でそれを認めると実力向上のためバトル指導をしてくれることに。
だが闘争本能に欠けるリコは勝とうと血気盛んになる相手に気後れし、舐めたプレイをしてしまうのである。
対ホゲータ戦では攻撃の手を休めてしまい、さらに対ジムリの弟子戦ではわざとギブアップしてしまうのだ。
そのような振る舞いは侮辱に当たると諭されるのだが、勝つことを目指すばかりが人生では無いとも助言を受ける。
次回予告でリコがポケモンの観察をしていたこともあり、リコに研究職の道を目指させることで役割分化させるのか?

舐めプをすることは相手に対しての侮辱となることを知れ

相手のホゲータの必死さを見て、攻撃の手を緩めてしまい敗北したリコ

今回のお話はリコちゃんの舐めプ劇場。根暗陰キャぼっちであったリコちゃんは、場の空気に敏感であり、自分が相手を不快にさせないようにと空気を読む悪癖があった。だからこそ積極的に他人に話しかけられず、孤独を味わってきたのである。これまでのお話でリコはコミュ障を改善させてきたが、その弊害がモロに出てしまったのが今回のお話。冷静で周囲を客観的に捉える事の出来るリコは、相手がバトルに勝とうと必死になっている姿を見ると気後れしてしまう。そしてわざと相手に勝ちを譲ってしまうのだ。相手の必死さを見て、勝利に求められているのは自分ではないと思ってしまうのかもしれない。相手を蹴落としてまで自分が勝ちたいと思うことがどうしても出来ないのだ。これは少しわかる気がする。
 

ニャオハが傷つく様子を見てバトルに忌避感を抱くリコ

今回の話の中でリコちゃんは、相手のホゲータが必死になっている姿を見て攻撃の手を緩めてしまい敗北を喫するし、ジムリの弟子との対戦においては、なんと自ら降伏してしまうのであった。このようなリコの舐めプを見たジムリーダーはその振る舞いを窘めることになる。相手を慮ってやっているのかもしれないがそれは侮辱に過ぎないと諭されるのである。またリコの指示に従い一生懸命戦っていたニャオハの信頼も裏切るものであり、その関係性にヒビが入ってしまうこととなった。ジムリは人生を常に修行と捉えており、トライ&エラーを繰り返して強くなることを標榜として掲げていた。それ故、リコに対してもガチ勢として勝利を目指すことだけがポケモントレーナーではないと別の道を指し示す。こうしてリコはまた自分が何をしたいのか、自分に何ができるのかを問い直すことになった。次回予告でポケモンの観察をしていることから、リコは研究職√を歩むのかもしれない。

相手の熱意を見てわざと降伏したことで侮辱と捉えられてしまう
目指すべきトレーナー像について苦悩するリコ

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