【感想】リコポケ29話「おねロリ回。未知の経験を求めて冒険に身を投じたオリオに共感したリコ、その背中を追う!」

常に刺激に飢えており絶えず経験したことのない新しいことを追い求める精神性を持つオリオ姐さんの話。
オリオは理工系の専門知識を持つ機械技師であり飛空艇周りのことを全て担いどんな要求にも応えてきた。
飛空艇そのものがオリオが作ったものであり、彼女はまさにメンバーの中の母親役を担当していたのだ。
そんな彼女を上手く転がし活躍の場を与えるのが我らがフリード博士の役目。ここでも幼馴染の絆を発動する。
オリオは挑戦されると燃えるタイプでありやれんのか?と問われれば出来らあっ!と答えるのである。
今回は大量の野生のマタドガスに襲われてしまうのであるがフリードを信じて彼の奇策を成功させるのだ。
リコは工場の引き抜きを受けたオリオが船を降りるのではないかと気に病むが彼女から冒険心を聞かされる。

今までやったことのない未知の経験を求め、冒険に身を投じるオリオ姐さんの話

リコの異変にすぐに気づきカコバナをして不安を解消させるオリオ

リコポケ29話はオリオ回。前回骨董品を扱うペテン師のジジイを改心させたことで彼に珍しいボール探しを頼んだ職人のことを教えて貰ったので、その職人を訪ねることになった。結論をあらかじめ述べれば、職人はいにしえのモンスターボールのことなど何一つ知らず、お使いRPGどころか次のto doまで喪失してしまったのであった。ストーリー的には単なる話数消費であったのだが、それでもシナリオの中身はレギュラーメンバーのお当番回であったので、見ることができた。(これ見よがしに映し出されていたし多分職人からもらったボールが次のシナリオの要素となりそう)

今回主役を張るのは飛空艇の頼れる姐さん、機械技師のオリオである。彼女はモンスターボール職人をリコ達と一緒に訪れるのだが、そこで職人に機械を馬鹿にされてブチギレるのだ。機械が悪いんじゃなくてメンテしてない人間が悪いっつーの。オリオさんは鼻息を撒き散らしスパナを取ると機械のメンテを施し生産性を爆上げする。そんなオリオを見て職人さんは彼女の引き抜きを図るのであった。これを見たリコはオリオが船を降りてしまうのではないかと危惧し不安になるのだが、ヒトの心の機微に敏感なオリオはすぐにリコの異変に気付きケアをする。

リコの問いかけにそもそも飛空艇はオリオ自身が作ったものであるとカコバナをしていく。話の途中で大量の野生のポケモンに襲われてしまうのだが、この時フリード博士と息の合ったコンビネーションを見せる。フリードは作戦の意図を説明せずオリオ姐さんにやるべきことだけを伝え、一瞬カノジョが躊躇するとやれんのか?と挑発。オリオは挑戦されると燃えるタイプであったので、意図は分からずともフリードを信じて見事難関を成し遂げる。これにより野生のポケモンを鎮静化することができ、フリード博士との信頼の深さを見せつけた。

戦闘修了後、再びリコとの会話に戻り、自分の適性に合っているやりがいのある仕事で安定して給料も良く職場の人間とも良好な関係を築いているのに何故前職を辞めたのかという話になる。ここでオリオは経験した事の無いことを求めて冒険に出ていることを説き、リコだってそうでしょ?と返す。リコもまた飛空艇に乗ったのは未知を求めてのものであったので、オリオに共感する。終局部でオリオはいつもの如く仲間から様々な助けを求められるのだが、リコはその背中を追い、手伝いに行くのであった。リコとオリオとの絆もまた深まったのだ。

オリオの生き様に共感し、慌ただしく働く彼女の背中を追い手伝いに行くリコ