シャニアニ1話感想「シャニアニは夏目P目的で見てみることにした」

第1話はメインヒロインである櫻木真乃を夏目Pがスカウトする話である。
夏目Pは既に灯織、めぐるをスカウト済みであったが何かが欠けていると思っていた。
そのような中、景色が良い公園の見晴らしで歌を口ずさむほんわか系少女と遭遇。
インスピレーションを感じ真乃をスカウトするが一度目は断られてしまう。
だが真乃は諾々と日常を過ごしていることに甘んじているが満足しているわけではなかった。
そのため三顧の礼と言わんばかりに夏目Pは再訪し真乃の心を開くことに成功した。

夏目P、櫻木真乃をスカウトし、イルミネを結成す

シャニP×社長をP天というのか!

やはり主人公がカッコ良くないと視聴を継続するのは難しいよね。U149は米内Pが人間味溢れていたので楽しく見られたけど、ミリアニはPが微妙過ぎた。じゃあシャニアニは?いまのところ夏目Pがカッコイイ。外見はもとより中身がしっかりしておりアイドルたちとも誠実に向き合っていて好感が持てる。物語の始まりの時点で、アンティーカ、放クラ、アリストロメリアの3ユニットは結成されている。夏目Pの課題は残りの二人、灯織とめぐるをどうするかであった。夏目Pは何かが足りないと考えあぐねていたのだ。そんな夏目Pはある時偶然公園で歌っていた少女を見かける。この少女にインスピレーションを感じたのだ。だがいくら夏目Pがイケメンとは言え、いきなりスカウトできたら危機意識が足りなすぎる。少女は丁重に断ると去っていった。
 

公園で歌う真乃にインスピレーションを感じる夏目P

そして視点は少女のターンへ。彼女は諾々と高校生活の日常を甘受していた。温和で温厚、おっとりしているためか、少女には声をかけてくれるクラスメイトもいるが、特定の誰かとつるんでいる様子もなく、何か課外活動をしている雰囲気もなかった。また自ら何かをする気概は無かったが、だからと言ってそれでいいとは思ってはいない様子であった。夏目Pから声をかけてもらった少女は、それが何か将来への希望のように感じたのである。

夏目Pにトゥンクする真乃

それゆえ少女は再び高台の公園へと足を向けていた。一方夏目Pも三顧の礼と言わんばかりに再び少女に会いに来る。少女は自分の可能性を買ってくれたPに心を開き、スカウトを受けることにした。ここで初めて櫻木真乃という名を名乗ることになった。真乃は夏目Pの案内で事務所に案内され、レッスン中の元気系陽キャ担当めぐる・堅物クールの灯織を垣間見ることになる。夏目Pは早速レッスンに誘い、真乃がこれを受けると、3人でダンスの練習をすることになった。ネット上でよく見かけるトリオ、真乃・めぐる・灯織の3人はこうして揃った。3人はぎこちないながらも練習を重ねていき、いよいよユニット結成となる。
 

女の子の扱い上手いシャニP

今回のハイライトはやはり名前呼び。嬉しさのあまり、めぐるが陽キャ特有の下の名前呼び捨てを発動してしまうのだが、その後から我に返り、許諾を求める。おそらくめぐるは過去に陽キャ特有の距離感の近さで失敗したことがあるんだろうなと思わせる雰囲気(もしくは単に礼節をわきまえているだけかもしれない)。このめぐるの下の名前呼び捨てに対して、堅物クールの灯織は少々ツンケンした感じで返すのだが、これもまた他者との距離感になれておらず、嬉しさを感じながらも表に出せない様子を感じ取れる(単にフツーにクールなだけかもしれない)。この呼称イベントだけでめぐる・灯織の魅力が演出されている。かくしてイルミネが結成された。U149は各キャラのお当番会方式であったが一人ひとりのキャラの掘り下げと米内Pとの関係性が良く描かれていた。ミリアニは2話くらいまでは面白く感じたが、キャラが多すぎて内容が薄っぺらくなってしまった。シャニアニがどうなるかはまだ分からないがキャラの掘り下げをちゃんとやってシナリオが面白くなるといいよね。

エンドカードはギャグ調で行くのか!?