わんぷり9話感想「学校は楽しい所と幼児に伝える一方単なる遊び場ではないという説諭をする回」

こむぎを学校に通わせるにはどうすればいいか問題を超常の力で安易に解決☆
戸籍や手続きとかについていろはがツッコミをいれていたが拘ると話進まないしね。
学校では悟いろにフォローされながらも級友に囲まれサッカーに興じ楽しいひと時を過ごす。
新学期に合わせて学校=楽しい所と子どもたちに伝える為に書かれた脚本なのだろう。
だが最後はちゃんと説教も忘れず、学校が楽しいだけの場所ではないとの注意もなされた。
確かにいきなり45分間も椅子に座って騒がずに人の話を聞き続けるって大変だよね。

犬と学校

超常の力でサクッとイヌがJCに!

今回はこむぎが人間になった目的が叶った回であるとも言える。そもそも論で言えば、こむぎが人間になりたかったのは、いろはと一緒にいたいのに彼女には学校があるため家に置いていかれてしまう寂しさ故であった。だが人間になったとしても犬には戸籍もないし手続きや申請もあるので中学に入れるわけがなかった。また小学校で身に着ける生活習慣や集団生活、基礎的な学力などの問題もあった。これらの問題をどのように解決するかが、視聴者の注目の的だったのであるが、なんと超常の力で安易に解決された。なんでも闇落ちした聖獣たちを浄化していったことで奇跡の力が回復し、そのおかげでこむぎが学校に通えるようになったのかとか何とか。おそらくこれらはあんまり拘り過ぎると話が進まないためサクッと解決して所与のものとして受け入れろということなのだろう。人間になっていろはと学校に行くという目的はこむぎの始原的願望だったので、もう少しなんかドラマがあるかとは思っていたが。
 

危なっかしさを見せるも悟いろのフォローで何とか学校生活を送る

さて学校に行ったいろは危なっかしさを見せるが、悟いろのフォローと持ち前の明るさにより、すぐに皆に受け容れられた。サッカーではボール遊びと認識しキーパーとしてスーパーセーブを見せ、昼ご飯は弁当を皆に分けて貰い、お昼休みはうたた寝に興じる。また、体育のサッカーの時間でこむぎに悉くシュートを止められたサッカー少年がウザ絡みをしてきたりなんだりもする。学校初日を乗り越えたこむぎは御機嫌であり学校って楽しい!と新学期に臨む子どもたちに学校の良さを示す。だが単に楽しいだけのところではなく、授業中は静かにしていなければならないし、勉強をするところであるといろはによって説諭されるのである。3月31日にこの話を持ってきたタイミングよ。

手を使うことを覚えた犬とマーキングをする犬
飼い主らしく学校の大変さも説諭するいろは

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