雑録

CLANNAD 第8話「黄昏に消える風」 の感想

この齢になると涙腺が緩くなって困る。
今回は、風子が忘れ去られていく過程を描いたおはなし。最早エロゲ記号の一手段となった「存在の消失」ですが、スタッフに踊らされるかのように毎回泣いてしまい、俺キモいや。キャラに愛着があるからゆえになせる技ともいえなくもないね。「キャラゲー⇒存在の消失」という構図で安易に「泣き」を獲得しようとするから困る。


風子の姿は生霊としての奇跡。
その奇跡を起こしているのは、風子の執着。
その執着とは、姉:公子の結婚。
婚儀が決定した以上、その奇跡の原動力がなくなる。
よって生霊の実態が薄れていく。
その生霊は、関係が薄い者から忘れられていく。
また、風子が生霊であると認識した者もまた記憶の合理化が行われる。

風子の存在が記憶から拭い去れてしまったとしても、ココロのどこかに断片として残っている。そのもやもや感にさいなまされる朋也'sファミリー。今回はそんな朋也一家のもやもやをクローズアップ。ついに創立者祭の時に和解した三井さんにまで忘れられてしまい、智代、杏、椋の壁も崩れていく。そんな中で、一際輝いて見せるのが春原。ギャグに泣きにと、これほどキャラ立てする人物も珍しいでしょう。何だかんだ言っても朋也の唯一の友達なわけで。そんな春原は、風子の正体を確かめにいったため記憶消去。だが「風子ちゃん」と口走ったりヒトデビームを食らったりして、唯一の希望を植えつける。Keyお得意の「人の善意を信じます」パターンだと「結婚式にはたくさんの参列者が!!」な展開になると思いますがね。



年甲斐もなく記号により泣いてしまったのが、秋生と早苗さんすら風子を忘れてしまった場面。早苗さんが風子のことを覚えていると思いきや、明後日の方向に手を伸ばしてしまう。そして、崩れ落ち風子の姿が見えないと顔を手で覆う。そんな描写には早苗さんの姿を見ると無意識に目から液体が…これはヨダレなんです。



朋也と渚にとって風子はまさに自らの子どもといっても過言ではなありません。いいえ、過言ではないでしょう。二人が風子の姿を認知できなくとも、風子がいたという思いはきっと残るはず……