CLANNAD高校編

CLANNAD 番外編「夏休みの出来事」の感想・レビュー

今回のクラナドは、まさに「名前呼び」のおはなし。 古来より名前を晒す事は相手に支配されることを前提とした特別なイベント!!原作では渚ルートに入ると名前呼びイベントが発動しますが、アニメ版ではフラグクラッシュ編をやったため発動しなかった。その…

CLANNAD 第22回(最終回)「影二つ」の感想・レビュー

クラナドもいよいよ最終回。両親の夢を壊してしまった渚。演劇部の為に、チーム岡崎の個人的な時間を奪い取ってしまった渚。 自分だけ夢を叶えてしまうそれで良いのかという罪悪感がのしかかる。 そんな渚が自分の考えは間違いだと気づき両親と仲間たちの声…

CLANNAD 第21回に見る「リトバス化するクラナド 〜友情・人の輪・性善説〜」について

この作品の原作の主題は「みんなで力を合わせて演劇を成功させる」ではないと思うんだ。 原作はみんな全然演劇に対して協力しないしね。 アニメ版では、本格的に役割分担とか決めて、渚を中心に人の輪が出来ていくという風に演出されている。 この流れはリキ…

CLANNAD 第20回「秘められた過去」の感想・レビュー

今回の主題はただひとつ。それは朋也が渚、いや古河家を受け入れたということ。 この要因となったのが、義父になる存在である秋生と腐っても親友である春原の後押し、後ゆきねぇ。 やはり女の子を娶る際には父親との対決は必須、また煮え切らない朋也に的確…

CLANNAD 第19回「新しい生活」の感想・レビュー

今回のメインテーマは、家庭崩壊している岡崎家とあまりにも「家族家族している」古河家の対比。人間ってーのは、案外忘れやすい生き物で、特に青年時代には幼少の頃の家族に対する記憶は淡いものになってしまう。それは今を生きるのが精一杯で過去を回顧で…

CLANNAD 第18回「逆転の秘策」 の感想・レビュー

今回は作品の分岐点にとって重要なおはなし。それすなわち、渚ルートの固定化が行われたということ。 椋の占いトークの時の選択肢分岐による並行世界のたとえが象徴的。おそらく作品的に今回のお話がセーブポイントになり、渚DEAD ENDを迎えた後に今回に戻っ…

CLANNAD 第17話「不在の空間」 の感想・レビュー

三年になっても何も考えてない・・・ 三年になっても何も考えてない・・・ 三年になっても何も考えてない・・・ 鬱ゲーの最高峰のクラナドは、アニメ版になっても最高潮の鬱っぷりを発揮するぜ・・・ 個人的には中島敦『狼疾記』、有島武郎『生まれいずる悩…

CLANNAD 第16話「3on3」の感想・レビュー

今回のお話はバスケ対決。 なんかすごく巻いて巻いてのスピード展開。 練習せずに戦いに挑み、渚のお姫様抱っこも削除削除。春原ルートは消滅し芽衣ちん帰っちゃいました。 春原の光の玉ゲットがなくなったため渚死亡確定か!? ハンデを理由に哀れみを請い…

CLANNAD 「何故渚が演劇部にこだわるか」について

※この記事は第15回「困った問題」の感想の後に書いたので読んでくれると一層楽しめます? 各地で渚の演劇部問題の解消方法として「ミュージカル部」にすれば良いのではないかという感想が見受けられた。 だが、渚は「演劇部」にこだわるのである。 合唱部の…

「CLANNADは人生」を論証してみれぅ〜

うっう〜、CLANNADは人生ですぅ〜。 え?ただのエロゲでしょ。夢見がちな戯言を吐かないでくれる? れぅ〜。でもでも、ただのエロゲじゃなくて人生なんです。 じゃあそれを今から納得できるように論証してみなさいよ。 うっう〜。頑張りますぅ。今からそれを…

CLANNAD 第14話「Theory of Everything」 の感想

ココロに欠陥を持つ登校拒否児を友情パワーで復活させるの。 ポストセカイ系で公共性を取り戻せ!! 今回はことみシナリオ最終回。テレビの前で正座で待機。 ことみの誕生日に綺麗な庭を贈呈しようと頑張る朋也ファミリー。みんなの力を合わせて、ことみの庭…

CLANNAD 「両親死亡時に何故ことみは警察や血縁者から放置されたか」について

ことみの両親が世界的に有名な学者だとしたら、飛行機事故が起こった時に警察や血縁者は何か対応をしたであろうとの疑問について。 これは「ことみが電話線を遮断し、家の鍵を閉めた」ことから「警察や血縁者から放置されたのではなく、自らが周囲をシャット…

CLANNAD 第13回「思い出の庭を」 の感想

現実世界を生き抜くために、代償を払い欠陥を持った少女たちの救いのおはなし。 今回の救済相手は過去にトラウマを抱える登校拒否児。 我等が堕天使ヒーロー朋也きゅんは少女の心の傷を癒すことができるのか。 そして、朋也はおにゃのこを救う中で、自分とい…

CLANNAD 第12回「かくされた世界」の感想

今回のおはなしは、ことみトラウマ発動。 ことみの心の傷を癒せるか。 朋也の過去を知る幼馴染を救い出せ。 心を開き友達が増えていくことみ。朋也と渚の夫妻はそんなことみを暖かく見守る。物語を動かす原動力となるのはやはり杏の存在。朋也たちが休日に家…

CLANNAD 第11回「放課後の狂想曲」 の感想

今回は、ことみの演奏会。だがしかし、杏シナリオを間に突っ込んだため微妙な展開になる。 演劇部部室でことみの破壊力バツグンの演奏を聴きたくない杏が発表会を提案。 しかも、ヴァイオリンは結局上達せず、ホントにただ自己満足のために発表会を開いただ…

CLANNAD 第10回における「杏の嫉妬」について

今回はことみ編第1話で、ことみエピソードが消化され軽音楽部の伏線が張られました。 ですが、何といってもみどころは「杏の嫉妬」です。密かに朋也に想いを寄せる杏の姿に悶絶せよ。 「杏の嫉妬」〜渚編〜 風子ルートが終焉し、風子の置き土産として渚に対…

CLANNAD 第9回「夢の最後まで」 の感想

今回のお話は、風子ルート最終回。 Keyお家芸の泣き手法「人の絆の奇跡」が発動し、生徒みんなで結婚式。 最後も原作を忠実に再現し「友達になってください」で渚付き風子エンド。 しかし光の玉出てきたっけ?それともこの前の時に回収したことになってんの…

CLANNAD 第8話「黄昏に消える風」 の感想

この齢になると涙腺が緩くなって困る。 今回は、風子が忘れ去られていく過程を描いたおはなし。最早エロゲ記号の一手段となった「存在の消失」ですが、スタッフに踊らされるかのように毎回泣いてしまい、俺キモいや。キャラに愛着があるからゆえになせる技と…

CLANNAD 第7回「星形の気持ち」 の感想

今回のお話は、風子の奇跡の終焉。 風子と公子先生を逢わせても、公子先生は風子のことを認識できなかった。コトは簡単だと思っていた朋也は自分のした行為がいかほどのものだったかを知り愕然とする。せめてもの償いとして、朋也は公子先生が結婚をためらわ…

CLANNAD 第6回「姉と妹の創立者祭」 の感想

京都アニメーションといえば様々な小ネタを用いてくることで有名ですが、今回のお話では最初から最後まで小ネタオンパレード。鍵信者がニヤリとするのものは勿論、元ネタに興味を持った新入りさんにググらせAIRやKanonをプレイさせしめんとする作戦だな。早…

CLANNAD 第5話「彫刻のある風景」 の感想

今回から風子ルートに突入。Keyお家芸「困った女の子の力になります」が光ります。 しかし、創立者祭で渚の演劇フラグを立てて置かないと渚ルートに戻ってこれないぞ。いつ演劇を発表するんですか。そしてこの作品で鍵となる「光の玉」が飛んでいる描写が登…

CLANNAD 第4回「仲間をさがそう」 の感想

今回の話は、題名どおり演劇部の仲間探し。 ヒロインズを廻りながら、「風子はKeyお家芸の生霊ですよ」フラグを立ててエンド。風子は原作でも渚とくっ付いたまま攻略できるキャラなのですよ。これまで展開早く女の子をとっかえひっかえして遊んでいた前振り…

CLANNAD 第3話「涙のあとにもう一度」 の感想

渚のコンセプト、つまりはこの作品の主題は「ひとつのことをみんなできょうりょくしてする」ということ。 これでこの作品の方向性が明確になったな。渚の演劇部仲間を探すため、傷付いた乙女のココロをオープンハート。 社会に馴染めぬハミダシ者を絆の力で…

CLANNAD 第2話「最初の一歩」 の感想

今回のお話は、部活について。誰しも、中学高校時代には多かれ少なかれ部活の思い出があるはず。楽しいことなんてほんの一握りで、辛いもの・哀しいもの・苦労するものそんなことが多い。しかし、そんな苦難を乗り越えてこそ続けるなかで人間関係が蓄積され…

CLANNAD  第1話 「桜舞い散る坂道で」 の感想

俺たちは登り始める。長い、長い、坂道を。欠陥を抱えた少年と少女が傷を舐めあいながら辛い人生に光を見出していくという構図は大好きです。 展開としては、やはりエロゲのアニメ化なのでヒロインをポンポン登場させなくてはいけないのが辛いところ。だが、…