CLANNAD 第13回「思い出の庭を」 の感想

現実世界を生き抜くために、代償を払い欠陥を持った少女たちの救いのおはなし。
今回の救済相手は過去にトラウマを抱える登校拒否児。
我等が堕天使ヒーロー朋也きゅんは少女の心の傷を癒すことができるのか。
そして、朋也はおにゃのこを救う中で、自分というものを見つめなおしていく。


ことみちゃんはちょっと変わった天才少女。実は朋也とは幼馴染でことみのたった一人のお友達。でもそんなことは遠い記憶。朋也はぼんやりとしか思い出せない。それに気づいたことみは過去の自分を知られたくないと思い、幼馴染であることを隠していたの。過去のトラウマとなりしは両親の事故死とたった一人の誕生日。自分の誕生日に論文発表の為、空の人となり置き去りにした両親に「だいっ嫌い」と憎まれ口を叩いてしまう。事故死を知ったことみは両親との最後の言葉が恨みの文句になってしまったことに愕然とする。そしてお誕生日会に朋也は来ず、ことみの癒すことの出来ない傷が生じたというわけさ。関係がばれてしまったその後で、ことみは朋也に会うのを拒絶し登校拒否を敢行。朋也は引き篭もってしまった少女に対して出来ることは何も無いのか!?


想起されるのは幼少のころの記憶。ことみの庭には花が咲き乱れ、空は澄み渡り。そう、ことみの庭は彼女の幸せの象徴だったのだ。然るに今はすさび荒れ果てぬ。今一度その庭に幸せの園を咲かせんとて、独り朋也は孤高の庭に立つ。いくぞガーデニング王、武器の貯蔵は十分か?朋也は荒れ果てた庭の再興に立ち向かった。だが、そこへふと迷いが生じる。疑問は煩悶だ。自分が庭を再興することに意味はあるのか?こんなことをしてもことみに思いは届かないのではないか?これはただの自己満足ではないのか?何度もココロが崩れかかかるが、挫けたココロを幾たびも支えてくれるのが朋也を導く自由の女神:渚ちん。渚と二人三脚でことみのココロをオープンハートさせようぞ。


一方、朋也ファミリーの残りのメンバーはことみの為に例の「ヴァイオリン」を用意する。だが不幸は続くもので、そのヴァイオリンは暴走バイクに引かれて壊れてしまう。みんなの力で成功?を収めた演奏会をした思い出のヴァイオリン。それ以外のヴァイオリンはことみのココロには届かない。そう、回りくどいってことはそれだけ情念が募ったキーアイテム。代変は効かない唯一絶対のお品物。なんとか直して貰おうと何軒も何軒も楽器屋を巡り、ようやく修理を引き受けてもらうも誕生日までに直してもらうのは無理だった・・・責任を感じたファミリーは罪滅ぼしのために朋也の庭の復興を申し出る。遅いからといって帰したのにカムバックしてしまうのは渚ちんの特性なの。朋也の気遣いを受け入れる杏とそれでも朋也の役に立ちたいと意固地になる渚のキャラクター表現の違いが色濃くでたね。結局全員戻ってきてしまい、4人で庭の復興をするのだった。やっぱ春原は必要だよ。

他の方の感想

2008-01-11

世界的に有名な学者が飛行機事故で亡くなったのに、血縁者や知り合いらの迅速な助けもなく、その一人娘を自宅に放置してるってのはあり得ない気がする。何か理由があったっけ?原作プレイしてから3年半以上経つので、さすがにシナリオの細かい部分までは覚えてないなあ

自分もほとんど忘れているけど、たぶんこんな感じだったかと。

ことみは自分が憎まれ口を叩いたままで両親と死に別れてしまったことにより精神崩壊した。そのため、周囲のことはどうでもよくなってしまい、ただ罪滅ぼしのために事故の記事を集め、両親の研究を引き継ぐこと意外には興味が無くなる。事故後、セバスチャンをはじめ数多くの弟子がことみを引き取ろうしたが彼女は頑なに拒み、父母の思い出が残る家に固執した。そのため親類や弟子、関係者はことみを影ながらサポートすることに徹し、家事炊事初潮などは家政婦さんが頑張った。ただことみヴィジョンには、周囲のことがどうでもよくなったがために、廻りの人間が映らないだけで、多くの人々がことみのためにフォローをしていたのだ。


で、父母が旅先で誕生日プレゼントに送ろうとした「くまのぬいぐるみ」が数十年の時を経て修復されながら世界各国を回り回ってことみの所に届く。自分が見えていないセカイであっても、多くの人の絆と善意が世の中の裏の部分を動かしているのだ!!とかいう展開なわけですよ。そのとき初めてことみは開眼し、自分が独りで生きてきたつもりのセカイでも多くの支えがあったのだなぁとか思う。全国のセバスチャンは感涙!!そしてハッピーエンド。ことみシナリオは閉じられたセカイ系を打ち壊すことをテーマにしていたとかいないとか。確か取り説のキャラ紹介では「世界とは何かを考えるお話」ということが書いてあったような気がします。


なんか解決なさったそうです。疑問の趣旨をくみとれなくて申し訳ないです.orz

自分が知りたかったのはそこではなくて、飛行機事故発生から紳士が訪問してきて、さらに朋也が来ないまま夜を迎えるまでの間の警察や血縁者からの放置っぷりに何か理由があったかなあ?

> ことみ編について
> 飛行機事故を知った後、まず鳴りやまない電話に対して電話線はぶった切り(抜くとかじゃなく鋏でブツ切り)、
> TVをその後に見て事故報道だけ見た後すぐに消し、訪問者は門前払い(応対しない)だったためかと。
> 自分もちょくちょく再プレイしますが曖昧ですね。

なんか色々書いてすいませんでした。時間が有り余っている学生の身分を生かして週末にことみシナリオをやり直そうと思います。


追記:やり直した!!

結論としては、上記にもありますが、
「ことみが電話線を遮断し、家の鍵を閉めた」ことから「警察や血縁者から放置されたのではなく、自らが周囲をシャットアウトした」
が一番有力だと思われます。