パルフェ「明日香シナリオ」の感想・レビュー

家庭教師の教え子で店のバイトである巨乳女子高生に手を出してしまうけしからんおはなし。

明日香のキャラクター表現とフラグ生成過程


明日香は健気で良く働く喫茶ファミーユの敏腕バイト。復興店での店員第一号となり無垢な好意を寄せてくれる。好きという好意は日常の中で積み重なっていき、大好きという感情に変わる。いやぁ、あれだほら。大きなイベントや事件が起こらなくても、人を好きになるきっかけというものは些細なものなんだよということを教えてくれているんだ。そんな日常でもきっかけとなったのは文化祭での出来事。そもそも復興店が再興する前、炎上したファミーユのメンバーを元気付けようと、文化祭で「ファミーユ」を再現しようとしていたの。文化祭の前に再興なされてちゃったけど、その想いはとまらない。だけど、本番ではケーキの量が絶対的にたらなくて、あえなく失敗か!?そこへ現れたのが我等が店長:仁きゅん。ファミーユのケーキを大量に持って参上だ。ピンチの時に現れてくれるのは絶対的なヒーロー!!というわけだ。



フラグ生成後は教え子かつ店員という背徳感を味わいながらいちゃいちゃするわけですよ。両親と対決したり高校側にばれてしまったりするのかと思いきや、そんなイベントは一つもなかったぞ。まさしくもホントに日常を描きに描いたね。結局、ここから物語を動かすのは「一緒の大学に通いたい」で、シナリオは大学受験モノへ。受験に当たっては勉強に専念するためバイトをやめなえればならない。大好きなバイト先ファミーユとのお別れと、恋愛の我慢が見せ所。お別れ際に寂しさを感じ取れれば、脚本さんの狙い通りに嵌ったということ。結局、主人公と同じ大学どころか最高学府にまで受かってしまって断るのが大変というオチでハッピーエンド。