雑録

パルフェ「風美由飛シナリオ」の感想・レビュー

天才少女の挫折とトラウマを克服するまでを描いたおはなし。

風美由飛のキャラクター表現とフラグ生成過程。

再興したての従業員不足に悩むファミーユに舞い降りた自由の女神。彼女は明るく人懐っこく人を惹きつける魅力があった。良かれ悪しかれ、ファミーユを牽引する原動力となっていく。その立ち居振る舞いはまさに感性だけで生きている芸術家チック。主人公の仁もそんな彼女に接するうちに次第に惹かれていく。なかでもイベントトリガーが引かれたのは姉妹喧嘩の仲裁。由飛も仁と同じく親なしで、音楽の才能を買われて花鳥家に引き取られたのだとか。ちょっとの努力で最高のパフォーマンスをしてみせる由飛は、音楽の才を受け継がなかった花鳥家の実子:玲愛に強烈なコンプレックスを受け付ける。普通に音大に行って卒業するだけの才能なら玲愛だって持っていた。だが、玲愛はさっさと就職してしまう道を選んだのだった。そのせいで姉妹の仲は微妙なものに。相談に乗っていくうちに両方ともフラグ立てが成立し、クリスマスイブにどっちかを選ぶ。

由飛ルートに突入しても「好き」という恋愛感情を抱いていなかったと散々振舞わした挙句、結局は結ばれる。だがいちゃいちゃする二人の前に壁が立ちはだかる。なんと由飛は音大を留年しており、今期進学できなければ大学になってしまい、さすればフランスへ強制搬送されるのだとか。そこでファミーユのみんなで由飛の大学一般教養攻略が始まり始まり。学科はどうにかなったものの、実技が大ピンチでトラウマ発動。なんと由飛はストレスでピアノが弾けなくなっていたのだ!!そのトラウマとは義妹の玲愛が発表会でとちりピアノを捨てた原因となった発表曲。義妹の失敗が姉のトラウマになっていたというわけさ。家族のことは家族で解決するしかない。ピアノを見るだけで恐怖状態になる由飛を仁が支えながら、玲愛は数年前に失敗した曲に再び向き合い由飛の前で弾いてみせる。するとなんということでしょう。あっというまに解決し、実技試験でもその腕前を見せ付けた。無事に進級し、卒業にこぎつけ、フランスのスカウトを音大に在籍させるという暴挙までおかしながらも、きちんと生きています。そんなハッピーエンド。