中等教育における地域調査

今日は地理学の研究室の人々に混じって丸々一日巡検に行ってきました(当初は地質調査の穴掘りだったけど許可が下りなくて巡検になったそうな)。新しい学習指導要領では地理で「地域調査」が重要視されてくるしね。ここでは学習指導要領でどのように記述されているかまとめておく。中等教育(つまりは日本の教育制度下では中学・高校)では、新しい学習指導要領において「地域調査」は以下のように位置づけられている。

  • 中学校社会科地理的分野 内容(2)-エ:身近な地域の調査

身近な地域における諸事象を取り上げ、観察や調査などの活動を行ない、生徒が生活している土地に対する理解と関心を深めて地域の課題を見出し、地域社会の形成に参画しその発展に努力する態度を養うとともに、市町村規模の地域の調査を行う際の視点や方法、地理的な見方や発表の方法の基礎を身に付けさせる。

  • 高等学校地歴科地理A科目 内容(2)-ウ:生活圏の地理的な諸課題と地域調査

生活圏の地理的な諸課題を地域調査やその結果の地図化などによってとらえ、その解決に向けた取り組みなどについて探求する活動を通して、日常生活と結びついた地理的技能及び地理的な考え方を身に付けさせる。

  • 高等学校地歴科地理B科目 内容(1)-イ:地図の活用と地域調査

直接的に調査できる地域を地図を活用して多面的・多角的に調査し、生活圏の地域的特色をとらえる地理的技能を身に付けさせる。

オマケ:巡検で撮った写真とか