雑録

死神の接吻は別離の味 天宮雫シナリオの感想・レビュー

『死神の接吻は別離の味』の雫シナリオは、死んだ女の呪縛を妹に救われるおはなし。
妹の破壊力はなかなかのものですが、キャラゲーに特化した感がありシナリオ短すぎっす。
淡々と進んでゆき、妹を糧にすることで生きることを肯定できてハッピーエンド。

天宮雫のキャラクター表現とフラグ生成過程


天宮雫はお兄ちゃん大好きっこ、ただし極度のツンデレ。親の再婚の連れ子で誠と兄妹になるが、雫は当初、誠を家族として受け入れられなかった。だが、そんな困ったちゃんな雫を慮って無理に家族と思わなくていいと暖かく見守ってくれた誠に対して、きゅんきゅんしていく。だがそんな兄は過去の女の呪縛に囚われていた。誠は、幼少時に好意を抱いていた女の子を目の前で亡くし、しかもその事故は自分のせいで起きたという事実により、心が蝕ばまれていった。周囲は気にするなと励ましてくれたが、被害者の家庭は離婚にいたり、母親の憔悴した目が誠を苛む。いつしか誠はいつ死んでもかまわないといったような人生を送るようになっていった。妹である雫の使命はそんなお兄ちゃんに生きる糧を与えること。自分がお兄ちゃんの生きる理由になること。ツンツンしながらもお兄ちゃんを侵食していき、近親相姦。お兄ちゃんが居ない隙にお兄ちゃんの部屋で枕を股に挟んで秘所を濡らしているけどツンツンしている妹が、抱かれようとモジモジアプローチしてくる描写はえがった。



その後は乳繰り合いつつも過去の女の呪縛に葛藤しながら淡々と進んでいく。物語の大きな事件といえば、雫にも死神が見えるようになったこと。死神は死期が近い人物だけが見えることができる。かつては死者の女に囚われて現在をどうでもいいとおもっている誠にしか見えなかったが、今度は妹ちゃんにも見えるようになっちゃった?どうして?詳しい描写はなされないが、雫が死んでしまうのをただ傍観していることができようか。諦念を感じていた誠は妹のために生きた目を取り戻す。一方雫は雫で、死期が近づいたことにより、自分の気持ちに素直になれてお兄ちゃんにデレデレっぷりを披露。で、終局は比較的あっさりしており、死神の鎌が雫の首にかかったとき、今でも誠は死にたいと思っているか?という問いに対し、雫と生きたいとレスする。死にたいと思っていた男が女に自己肯定されて女の為に生きる理由を見出しましたよ、良かったね。なんだか知らんが生きる決意をしたので死神の呪縛も逃れましたよとハッピーエンド。