雑録

こんな娘がいたら僕はもう……! 神無月真帆シナリオの感想・レビュー

こんぼくの真帆シナリオは所謂「いじめ」問題。
転校生早々ストレートすぎて迫害されちゃう少女に対して、周囲から忌避されていた透が立ち上がる。
最後はご都合主義感が否めないが、野球しようぜと大活躍で、少女により承認される。
綾菜シナリオがありのままの透の「肯定」だとすれば、対する真帆シナリオは「克服」というおはなし。

神無月真帆シナリオのキャラクター表現とフラグ生成過程


真帆は関西からやってきた転校生。数日は転校生ちやほやタイムを利用して周囲と友好な関係を気づいていったがあら大変。八方美人を気取っていたらレイプされかけぶち切れる。猫かぶりが解けちゃってイケメソ男子をフルボッコ。面子を潰されたイケメソによりイジメのターゲットにされた真帆ちんは毎日毎日いじめに耐え続けることになるのであった。そんな真帆ちんの支えと成るのが我らが主人公;透。透も学校から不良のレッテルを貼られ、真面目に努力しているにも関わらず不条理な扱いを受け、ただ唯々諾々と耐えていた。だからといって現状に満足できるかといえばそれはどうやら違うらしい。アウトサイダーな男が少女を救うことで承認され逆に救済されるという少女救済が一番光るシナリオですな。下駄箱を汚物まみれにされとうとう精神崩壊しそうになる真帆の救いとなったのが透だった。ハブられる覚悟をしてハブられちまえば、自ずと理解者(=透たち)が現れると促し、友情が成立する。友達になったあとも真帆の挙動不審な様子に気づき、様子を窺ってみればイジメを透達に気づかれないように必死で隠蔽していた。どおして素直に頼ってくれない!?意地っ張りな真帆ちんと向き合う覚悟をした透はイジメの根本を叩き潰す。イケメソ御臨終。危機を救えば好感度はうなぎのぼりでフラグ構築。



そんな真帆シナリオでメインとなるのが部活描写。透が学園から忌避される原因が部活にあるため避けては通れない道のり。透は野球好きの真帆がマネージャーで奮闘する姿に触発されていく。何でも野球部は近年不祥事を起こし廃部寸前で同好会に格下げされほとんど満足に練習をしない日々が続いていた。その野球部を立て直そうと頑張る真帆に生徒会からの残酷な指示が。なんと次の体育祭だか文化祭だかの招待試合で甲子園常連校を呼んで試合をし、負ければ同好会解散というありがちなパターンに陥る。廃部回避のために透は助っ人として練習に打ち込んでいくのだが、ここでトラウマ問題再燃ですよ。今までのシナリオではぼかして描かれて来た「一年前の事件」がありありと蘇る。だが透は真帆に何も語らず。だってそれは透が真帆に入れ込んでいるから到底喋れないというわけさ。真帆は現在の透そのものを知ってるから過去の透だって許せるの、何でも信仰告白で懺悔して頼って欲しいのに何も言ってくれない・・・。



すれ違いが続く二人だが、見かねた綾菜が真相を告げる。部活モノでは有名な集団リンチ。しかし透はその報復としてリンチに加わった相手全員を病院送りにしたため、面子を喪った部員たちは生徒会に泣きつき騒ぎ立てる。透は全ての罪を被り悪役のレッテルを貼られ、騒ぎの原因をひとりで被ったのであった。周囲から承認してもらい、許されたいと願いながらも誤解すら解けない。全てを知った真帆は、絶対に透を裏切らないと宣言し、如何なるときも救いとなる決意をして関係修復⇒愛する女の為に安っぽいプライドを捨て生徒会へ頼みに行く!!そして最後の対抗戦、序盤はブーイングの嵐にあう透であったが、努力する姿や真帆の応援が周囲の世論を変えていく。いやー、この野次っぷりとかが中々堪えますな。まぁ最後は、ちょいとご都合主義で熱血大勝利展開。周囲から悪役のレッテルを払拭することに成功し、少女に承認されることで社会的な名誉も回復したぜ、もっと褒めろ。魅せる場面も用意周到、応援に応えてヒットを放ってハッピーエンド。