雑録

ましろ色シンフォニー 瓜生桜乃シナリオの感想・レビュー

ましろ色シンフォニーの瓜生桜乃シナリオは、義兄妹の関係性変化。
語りつくされたテーマ&先の見えてるシナリオ展開の中でどのような脚本を描いてくるか!? 
おにいちゃんが好きで堪らない桜乃の揺れる心情描写がポイントなキャラゲー風味。
桜乃かわいいのい、かわいいのうって成れたなら大勝利。

瓜生桜乃のキャラクター表現とフラグ生成過程

兄妹と恋人の関係での煩悶


瓜生桜乃はおっとり系純朴妹。間延びした口調が特徴なの。お兄ちゃん好き好き大好きで好感度マックス、いつも一緒にいたいのよ。そんな桜乃だけどあるとき自分の中にお兄ちゃんを異性として見る感情が芽生えちゃう。その要因は、第三者のお兄ちゃんに対する告白。お兄ちゃんが誰か他の女に取られちゃう。そんな嫉妬の感情に気づいたらそれは恋のはじまり、待っててお兄ちゃん。兄を異性として意識したら関係はこれまでとはいかなくてギクシャク。メインヒロインの愛理に相談に乗ってもらいながら煩悶に苦しむ日々。プレイヤーは「視点切り替えザッピングをメッセージウィンドウの色の変化で表現するする技法も随分広まったなぁ」とか思いながら桜乃の心情描写を眺めるの。主人公くんは桜乃が義妹だと知っているけど、桜乃は知らないと思っていた。しかし、桜乃はお兄ちゃんに甘えるためにそのことを隠していたのだ。そのことを桜乃が愛理にもらしているところを兄に聞かれてしまうことになる。告白事件で桜乃のことを意識し始めていたお兄ちゃんは、友人の助言を受けつつ、両思いなのねと、とさらりと想いを告げる。しかし哀れなるかなタイミング悪く、父親からの電話で兄とのことを揶揄られていた桜乃は、自分たちの幸せだけで閉じられた世界にいるわけではないことに気づいてしまった。恋人になって別離を迎えるなら妹のままでいいもんと、告白を拒絶。でも、お兄ちゃんと恋人になりたくて。桜乃に付き合い悶々とエンターキーを押しますとも。幼少期に桜乃が迷子になり、喘息持ちだった主人公くんが病気を押して必死に探してくれた頃からお兄ちゃんが大好きだったのと、過去回想を読みながら、今度こそきちんと恋人関係として向き合おうとフラグ成立。嗚呼、長かった、ちょいと惰性っぽく感じたけどね。と、思ったらまだまだ続きがあった!!

近親相姦に関する学園内での嘲笑と侮蔑


晴れて恋人になりハレルヤな関係になったふたり。しかしながら恋人になった行為は周囲の目に余るようになる。つまりは、主人公くんに告白した女生徒が快く思わず、近親相姦との噂を流し始めたのだ。そんな噂を気にしないよう周囲のヒロインズに支えられるが、問題は即座には解決しない。お兄ちゃん大好きっ娘な桜乃は、お兄ちゃんを侮辱される精神攻撃に段々と衰弱していく。無理やり手篭めしされたとか、変態だとか、風紀を乱すと散々言われ、ついには集団罵倒までされてしまう。ついに精神崩壊に陥った桜乃は、再びお兄ちゃんとの関係を清算しようと決める。世界が終わっても自分たちだけの関係が大事なセカイ系などくそくらえだ!!世間を的に回して誰からも祝福されずそれで幸せと言えるのか?そんな思いに囚われる桜乃を救うのは周囲の存在。世界はわりかし冷たくもない。血縁関係がないことを承知している学園長、三十路手前で高校生にびびってた女性教員、親友連中らはそんな二人を肯定するの。とくに女教員の活躍が光る。悪意を持ち近親相姦のことで嘲る女子生徒を断罪だ。曰く、陰口は自分をも貶め、学園の気品にそぐわぬぞ、恥を知れとのこと。しかも敢えて犯人探しをしないと告げ効果は2倍。この立ち回りの表現はなんだか好きでした。で、再びくっついた二人はお約束の両親への報告と戦いも終え、今度こそフラグ成立。クリスマスデートイベントや支えてくれた周囲との友情イベントを経てハッピーエンド。まとめると、桜乃の心情描写がメインとなるのでキャラの愛着と表現、テキストに依存してる感がありました。まぁこれは義妹関係性変化シナリオのパターン上しょうがないか。まぁ、結構桜乃好きだったので楽しめたね、うん。一緒に洗濯物たたんだり、甘えモードに入ったり、髪の毛にドライヤーかけてあげるのとかのシュチュは破壊力抜群。