イモウトノカタチ(体験版)の感想・レビュー

イモウトノカタチ東日本大震災を意識したであろう作品。
災害孤児となった主人公くんが生き別れの妹を探しに被災地に戻ってくるというはなし。
私は鬱ゲーが好きなのだが、本作は苦悩とか煩悶とか一切無いし、パッパラパーな主人公くん。
フラグ立ったヒロインが実妹で葛藤するってパターンがどこかの√に多分入るであろう。

イモウトノカタチ体験版概要

主人公くんは震災孤児となり施設で育った若者です。その性格はかなりパッパラパーで思慮深い行動とか知性とかは皆無。思い立ったらまず行動!的なキャラとなっています。災害から数年たち復興が進むなか、役所の戸籍データが発見されたことがニュースになったことを契機に、被災地へとやってきました。目的は生き別れになった妹を探すためです。そんななか、同様の境遇で兄を探しにきた、わりと育ちの良いストレートピンク髪と遭遇します。主人公くんの行動力によって知り合った二人は、戸籍データ照合の申請をするのですが、二人ともデータに照合されず、情報が途切れてしまいます。万事休す!のところで、ご都合主義展開が発動→物語が進み、復興支援者の援助で、被災地の学校へ転校することの便宜をはかってもらったのでした。


こうして復興地での生活が始まったのでした、というプロローグ。ヒロインたちのキャラクー表現についてですが、残念なことに特に惹かれるようなキャラはいないです。攻略したいなぁという強い衝動にはあんまり駆られることも無くてションボリ。あえてそれらの中でもあげるなら、メインヒロインのピンク髪と、ツッコミ担当?の茶髪ツインテはそれなりに可愛かったかも。もう少し主人公くんが色々と考える人であり、自然災害とそれに対する人間の行動の描写を深く掘り下げていれば購入していたと思います。7月はファンディスクメインだし、イモウトノカタチがこれではスルーかな。6・7月は不作かもしれない。