さくら、咲きました。消化試合回収プレイ

『さくら、咲きました。』グランドエンド後には、会長と妹さんが攻略できるようになり、その次は部長√も解放されます。
会長さんは孤独を孤高と読み替えて気高く振る舞うロンリーガールをオープンハート。
奏√は「姉に対する複雑な思い」
部長シナリオは、遺伝子継承の忌避から恋愛を避けることについて。

会長(天使突抜瀬利華)√概要


会長は水泳部を取りつぶし、主人公くんを生活部に追いやった人物。規範の名の下に権威にすがることでしか自分を肯定できないの。だって本当はお嬢様キャラと見せかけてすごく極貧なんだもん。廃棄されたバスに住み着き、家庭菜園を作って暮らしてきた。自分の偏屈なプライドが邪魔をして素直になれないので友達も出来ず、一人寂しく暮らしてきた。そんな孤独な生活に耐えるには、孤独を孤高と読み替えて、自分を錯覚するしかなかったのだ。だからこそ生徒会長という役職に就くことで、自分を正当化してきた。だけれども、その生活は歪んでいるとしかいえない。そんな会長の実態を知った主人公くんは、健気に頑張って生きていく生徒会長の良き理解者とならんと欲する。野菜作りが趣味の生徒会長は、生きることを農業に例える。芽生え成長し実をつけ枯れるのが生の営み。いつまでも実をつけ続ければ次世代につながらないと。人間に寿命があるのは、寿命がないと増えすぎて困るということを指摘してくれます。

烏丸奏√


烏丸奏シナリオは姉からの自立がテーマ。主人公くんに思いを寄せる奏だが、人見知りが激しくなかなか友達もできなかった。そんな奏はお姉ちゃん大好きっ子であるものの、その反面友達が豊富で人当たりの良い姉にコンプレックスを抱いていた。そんなわけで奏は姉と共に宇宙開拓移民に選ばれたけれども、主人公くんとともに地上に残ることを選択。はじめて姉と離ればなれになってしまうのでちょっと情緒不安定気味。そんな奏を支えていくのが我らが主人公くんの勤めだ。主人公は烏丸家の実家である甘味処で働きながらマスターの技を継承しつつ、奏と一緒に都の宇宙からの帰還を待つことになった。数百年後、奏はお姉ちゃんの帰還を経て再会しましたよとハッピーエンド。

部長√


部長√は不老不死の存在と生殖活動について。不老不死の技術は危険視され、隕石による地球滅亡事件をしくみ、技術者を宇宙へと放逐した。それにより不老不死の子孫はうまれなくなったわけだが、そのため部長は恋愛をするのに一歩引いていた。だって生殖活動して子どもできても、子孫の方が自分たちより先に死んでしまうじゃんと。その状況に際し、主人公くんは、部長が数百年恋愛しないで生きてきたのは新しい生活をするのが怖かったからではないか?と問題提起し、新しい生活を始めるために画策する。そしてフラグ成立!つばめ√では子どもが出来なかったので、その子孫の方が先に死ぬ問題は直接的には表現されなかったが、部長√ではばっちりと懐妊しちゃうよ。そして生きることの極意を悟るのだ。どうせ生きるなら楽しく、明るく、笑って生きること。子どもに囲まれながら、将来には不安があるけれど、楽しく過ごしていけるよとハッピーエンド。