ランス9の雑感

ランス9は幼帝を傀儡にして国家を牛耳る腐敗的な帝政を打ち砕く革命モノ。
正史ルートではパットン大活躍!なんというパットンゲー!!
最終的には革命を成し遂げ帝位に就いた皇子が帝政廃止を宣言し民主化へ移行。
黒幕宰相があっさりクーデタされ戦闘狂脳筋女との戦いとなる。
ラスボスはランスではなくパットンが決める!!

正史ルートの大まかな流れ

  • (1)革命軍挙兵
    • パットンは腐敗した帝国の元王位継承者。妾の子であることから蔑まれて自暴自棄になっていた折、口車に乗せられて、帝国を追放されてしまいました。パットンは当初憤怒という個人的な感情から立ち上がるのですが、世界を巡って様々な経験をする中で、祖国の貧窮する民のために革命を志すようになっていきます。そんなパットンが目を付けたのが、我らが主人公のランスくん。パットンは少数精鋭による武力蜂起を行うためにランスくんを強襲部隊のリーダーに誘います。ランスくんは持前のお気楽主人公属性によって、これまでの冒険で味方につけた要人たちと共に武装闘争を行っていくのです。


  • (2)最終目標が速攻で達成される
    • ランスくんの目的は皇女のシーラ姫を犯すことでした。しかし皇女シーラは速攻でランスくんの奴隷になります。シーラは国家を牛耳る宰相がオーバーテクノロジーの過去の遺物を悪用しようとしていることを知ってしまいます。そのため、下女に手伝ってもらい変装をして脱走を図るのでした。しかしながらこれは下女がシーラと入れ替わるための罠であり、シーラは奴隷商人に捕えられ売りさばかれてしまうのです。この奴隷商を偶然倒したのがランスくん。女奴隷を片っ端から犯していくランスくんに対し、シーラは自らの身を捧げることを条件に他の奴隷を解放させるのでした。


  • (3)革命編
    • ランスくんたちは無法者を名乗り次々と鎮圧に乗り出してきた帝国軍を各個撃破していきます。数々の苦難を乗り越えてついに帝都にたどり着きます。帝国を牛耳る悪徳宰相は撃破できるのか!?と直接対決を期待してチマチマ進めていたら、なんとクーデタが起こってしまいました。新たに皇帝に即位したのは脳筋戦闘狂女。あれだけ腐敗の元凶として強調されていた宰相を撃破できなくてかなり残念な気分が満載。そして個別ユニットを鍛えすぎてしまい数ターンで圧勝・・・。革命達成!と思いきや、宰相が切り札にしようとしていたオーバーテクノロジーの過去の遺物が発動します。最後はパットンがとどめを刺せるように調整して攻撃させればOK。全てにケリをつけたパットンはついに異母妹のシーラから皇帝の位を禅譲してもらいます。こうして帝位についたパットンは即座に帝政廃止を宣言し、民主政国家に移行するのでした。共和国の国家元首にはシーラが就任し、新たな国づくりが胎動していきます。
    • 破天荒な性格がウリのランスくんではなかなか性格的な深化を描けないのに対し(いや、それでもかなり丸くなってますが)、パットンを主役にして成長物語として描いていくのはナカナカ面白いものがありました。乳母であり姉であり師匠でもあったハンティとの情交や王の器としての成長など結構良かった。あとヒューバート。偉大なる父を持つ息子の屈折っぷりはよくある展開ですが、すてき。


  • (4)個別雑感
    • 1周目は強制正史√ですが、その後に個別を選ぶことができます。シナリオの大勢にさほど変化はないのですが、かなみ√ではリーザス軍が侵攻してくるし、志津歌√では魂の分裂を行い炉利化します。革命どこいった?的な展開も多いのですが、個人的にわりと好きなのがミラクル√。時が止まった時空の狭間に転がり落ち、30年に渡る精神攻撃をしのぐところとか絶望感の中に漂うランスくんのがははーっぷりがナイス。そして元の時間軸に戻ると浦島太郎状態でジジイ化しており禿げ上がってるランスくんとリアルBBAになっているミラクル。それでも50代になったことを受け入れ相も変わらず暴れ回ってる姿を見るとなんか和みます。そして個別を全部見ると真エピローグでシィルが復活。戦国からクエスト→マグナムを経てようやく目的を達成!