キミのとなりで恋してる!〜The Respective Happiness〜「莉奈アフター」の感想・レビュー

物わかりの良すぎる二人は相手のことを尊重する余り人間関係においてすぐ遠慮してしまうの。
主人公くんは莉奈に対して自分の要望を主張できずにいた(夜伽描写以外)。
そのため一歩引いてしまいここぞという選択肢で相手を求めることを躊躇してしまう(夜伽描写以外)。
そんな主人公くんが莉奈を自分から求めるようになることが出来たというのが話の流れである(夜伽描写の様に)

物わかりの良すぎる二人は相手のことを尊重する余り人間関係においてすぐ遠慮してしまうの


  • 合宿編
    • 莉奈アフターでは主人公くんは陸上部のマネージャーのままです。知花先生に当初はそのマネージャー能力を疑われていたのですが、選手一人ひとりに向き合ったメニュー作りを評価されるようになっていきます。そうなんです、莉奈ルートの主人公くんは根っからのマネージャー気質であったのです。そんな主人公くんの性質を早くから見抜いていたのは莉奈であり、主人公くんに対して何度も自分の前ではマネージャーでなくとも良いからねと指摘していました。しかし主人公くんは莉奈の前ですら相手を尊重することを優先しすぎていたのです。合宿の際、家で待つ莉奈は主人公くんの迷惑にならないようにホントウは電話して欲しいのに電話しなくて言いと言ってしまいます。主人公くんはここで莉奈がそういうのだからそうなのだろうと自分が電話したくてもスルーしてしまうのです。電話してやれよ、莉奈はホントウは電話まってんだよ!!とイモウトからの指摘を受けて主人公くんはようやく莉奈の気持ちに気づきます。このように莉奈も主人公くんも相手のことを尊重するあまり遠慮しいしいになってしまうという欠点を持っていたのです。夜伽シーン?主人公くんはベッドヤクザになって莉奈を毎回失神するくらい欲望の捌け口にします。



  • 同棲延長戦編
    • 莉奈はシリアスな場面となるとお腹が痛くなる豆腐メンタルで主人公くん・なぎさ・莉奈の三人の関係が崩れないようにバランサーの役割を担ってきました。かつてなぎさが主人公くんに好意を示していたこともあり、莉奈は自分と主人公くんの関係をなぎさの前で肯定できずにいました。そんな中、なぎさの後押しによりようやく莉奈も自分と主人公くんの関係に自信を持ち始めることができたのです。作中では主人公くんのマネージャー気質が強調され莉奈に対して遠慮してしまうことばかり着目されますが、莉奈サイドも相当自分を出さないよなぁと言えるでしょう。莉奈は自分のことを求めてこない主人公くんに対してこのままでは結婚はできないよと断罪してしまうほど。結婚してしてと言えないのが莉奈なのですね。そんなわけで主人公くんよ男を見せろ!!ついに莉奈がいつもサインを出していたことに気づいた主人公くんは毎日メシを作ってくれと自分の要望を伝え、莉奈に嫁になる決意を固めさせたのでした。