少女たちは荒野を目指す(体験版)の感想・レビュー

ライターはすごく著名な方なのですが、数クリックで挫折することになりました。
あくまでも個人的な事情ではありますが、ここではどうして挫折したかを記しておきたいと思います。
体験版をプレイして面白いと感じた方は読まない方がいいかもしれません。

以下感想

主人公くんは進路が決められず将来に悩む高校生です。
誰しもが通るありがちな悩みではあります。
しかしそれが故にヒロインとの交流を通して自己を確立していく成長譚を演出できるでしょう。
そう思って私はポチポチと読み進めていたのですが・・・


主人公くんはとってもリア充でした。
生活に不満はなく、学園は楽しいし、友達もいいやつばっかと述べております。
そんなリア充ライフを送っている主人公くんが進路希望調査で悩みたくないという描写を提示されます。

この場面からは、
「目先の快楽を優先するリア充による自己を見つめる苦悩から逃げたいが故の単なるワガママ」
しか感じとることができませんでした。申し訳ございません。



おそらくこれが鬱屈した主人公くんの煩悶による吐露ならすごく良く共感できるでしょう。
しかし人生や自我についてろくに考えたこともないようなリア充が何をほざくのかと思ってしまうのです。


で、極めつけは大学受験を舐めすぎなところ。


漫然と大学には行こうとしている。
どこの学校かは決まってない。
今の学力ならまあ入れるかな。そこそこの大学になら。

この時点で私は静かにウィンドウを閉じました・・・。
もしかしたら、この後大逆転が起こるかもしれませんが、これ以上読み続けられなくなったのです。

「そこそこの大学」といったら、私立だったらマーチ、国立だったら中位駅弁以上でしょう。
しかしマーチや中位駅弁ですら、過去問対策せずにそのまま吶喊したら合格は叶わないでしょう。
学部すら決まってない分際で「そこそこの大学」に入れるとか言われましても、現実が見えてない証拠。

大学に行こうと思ってるのならまず学部を決めなさい。ただ単に口を開いて呆けていても誰も決めてなんかくれません。将来を決めるには苦痛や苦労が伴います。しかし主人公くんはその苦痛を味わいたくないから現実から目を背けて「僕は悪くないんだー」とただ単に嘆いているだけのように感じられてしまいます。ちゃんと苦悩する覚悟をしなければならないのです。そして色々なジャンルの新書を読み、自分の学問の適性・向き不向きを知る努力をしなさい。岩波・中公・講談社現代・ちくま・ブルバあたりを読んで、自分が何を問題意識として何を研究したいのかをきちんと考えて学部を決めなさい(※例:歴史が好きだから文学部史学科とか一番やってはいけないパターン)。学部決定は高3(遅くとも夏)までにはやっておかねばなりません。無目的にバイトなんてしている場合ではないのです(※バイトそのものを否定しているわけではありません。バイトは自己を見つめ直すきっかけや適性が分かることにもなるでしょう。しかし主人公くんのケースは生活費に困っておらず社会体験ですらないのに流されるままに単純労働に従事していることが問題なのです)。

別に就職予備校系私立大学とかレジャーランド系施設「えふらん」なら何も問題はないでしょう。
しかし「そこそこの大学」に入れると豪語する人間が、将来の煩悶から目を背けるとかないでしょう。
どうみても
「目先の快楽を優先するリア充による自己を見つめる苦悩から逃げたいが故の単なるワガママ」
しか感じられないのです。

以上により私は数クリックでウィンドウを閉じる結果になりました。
あくまでも個人的な事情により、耐えきれませんでした。

ライターさんには申し訳ないかぎりです。