『見上げてごらん、夜空の星を』　「幼なじみ共通√：体験版最後〜個別√突入まで」 -

体験版は「強制幼馴染みズ√」で主人公くんが天体観測トラウマを克服する姿が描かれました。
幼馴染み共通√でクローズアップされたのが「未読のラブラター問題」。
仲良しトリオが崩壊したのは、おませな幼馴染B(沙夜)が抜け駆けしたため絆がギスギスしたからです。
成長後(高1編)で絆は修復するのですが、幼馴染A(ひかり)をもう一度転校させることで体験版を幕引きとさせました。
いったいこの関係性はどのように帰結するのでしょうか？というのが個別分岐までの流れ。
体験版エンド後、一気に時間軸は1年後となり幼馴染Aが帰郷するところから共通√その後(高2編)は始まります。

幼なじみ問題の最終的な帰結について

ラブレター問題の再整理
- 幼馴染Bの沙夜は「駆け落ちした母親が男と別れて出戻った問題」と「オッドアイに対する偏見問題」を抱えていました。この問題を解消したのが主人公くんであり好感度はマックスとなります。おませな沙夜は小学生ながら恋愛感情にときめいてしまうのですが、これが仲良しトリオを崩壊させる原因となってしまいます。幼馴染Aのひかりは沙夜と主人公くんがくっつかないのは自分のせいだと思い込んでしまうのです。そのためひかりは転校することもあり身を引こうと、三人の絆を強固にしていた天体観測を「飽きた」の一言で片付けてしまいます。事情もろくに説明せず「飽きた」で済まそうとするひかりの態度は、天体観測に情熱を捧げていた主人公くんにとっては裏切りに他ならなかったのです。三人の関係は冷え切ったものとなり修復しないまま小学校の卒業式を迎えます。この時主人公くんは転校する直前のひかりからラブレターを渡されるのですが、前述のことがあって中身を読めずにいました。しかしこのラブレターは沙夜が出したものであり、主人公くんは告白をスルーしてしまうことになったのです。
- 時は流れて4年後、三人は高校1年生となっていました。ひかりが引っ越した後の中学時代、主人公くんと沙夜は疎遠になっていたのですが、主人公くんの祖父の死を契機に二人の関係は修復されていました。そんな二人の前に颯爽と現れたのが成長したひかりであり、彼女は全然天体観測に飽きていないことが判明します。これに疑問を抱いた主人公くんは、紆余曲折を経て、ラブレターの差出人が本当は沙夜だったという真相に辿り着きます。主人公くんは沙夜に謝罪する展開になり、沙夜は手紙が読まれなかっただけで自分は振られていないことに気づいてテンションマックスとなります。こうして沙夜は思わず主人公くんに接吻してしまうのです。この現場をちょうどひかりが目撃してしまい三角関係が発生！というところで体験版までの幼馴染共通√はお開きになるのでした。

沙夜との接吻はあっさり白紙状態となり、1年後へ時間軸スキップ
- 沙夜接吻後、三人の関係はどうなったでしょうか？ひかりは再び転校することになり、沙夜は主人公くんを再び呼び出します。ここで選択肢が発生し、ひかり√か沙夜√かに分岐します。どちらを選んでも高1時点では沙夜の方から接吻は白紙にして欲しいと頼まれます。沙夜の言い分では、ここで主人公くんに受け入れてもらっても、それは本当の恋愛感情ではなく同情によるものになってしまうからとのこと。個人的には「可哀想は惚れたってことよ」パターンでも構わないのですが、主人公くんは沙夜論に妥当性を感じ、親友幼馴染みの関係を続けることとなったのです。
- そして1年経過！東南アジアに行っていたひかりが帰郷しました。ひかりは主人公くんと沙夜がまたもやくっついていないことに驚愕します。そんなことはさておき、ひかりの帰郷には天体観測に関する理由がありました。それは地区内高校天文部連合で「プロジェクト・スターライト」を実施することです。この企画は簡潔に述べると「天文に関する啓発と普及」を促すもの。「明るい夜を取り戻す」をキーワードに、双子座流星群にあわせて地区の夜間消費電光を抑えていただき天体観測をしやすくしようというのが目的です。このプロジェクトの進行の過程で、沙夜及びひかりとフラグ構築を図っていくのですが・・・。ひかりはまだしも、沙夜はあまりにもあっさりとフラグ成立。いやまぁ小学校編・高校1年編と2回もビッグイベントを入れながらフラグを成立させなかったからもしれませんが、あまりにもあっさりしすぎじゃないですかね？好感度マックス親友幼馴染がカップルに移行するという点がねらいなのでしょうか。ひかりが帰郷したし接吻事件白紙から1年経ったからもういいだろ？は結構ずさんな気もします(ライター自身も「あっさり」と文脈中で書いている)。2回失敗してるので、3回目はどう表現するのか注目されていただけにそのように感じるのかもしれませんが。

沙夜√に突入すると「そろそろいいか？」であっさりフラグ成立