見上げてごらん、夜空の星を FINE DAYS 消化試合(2)沙夜アフター雑感

内面的な少女の自罰問題パート2。今度はバレンタイントラウマ問題。
幼少期に親友を出し抜いてオトコと結ばれようとした沙夜に友情パワーが降りかかる。
自分は友情より恋愛を優先し親友を裏切ってしまったという自罰意識は沙夜を苛ませる。
カノジョからチョコを貰えないとウジウジする主人公くんが逆チョコをするのは良いのだが・・・。

雑感


  • 幼少期のバレンタインをめぐるトラウマ解決
    • 本編で沙夜は就職教員エンドになっていますが時系列逆戻り。沙夜√のお家芸「自罰的な少女の内面描写」はここでも健在です。沙夜は小5の頃、幼馴染であるひかりを出し抜いて告白しようとしていました。ガイソン彗星のもとでチョコを渡せば結ばれるという都市伝説を信じ込んだのです。しかし、ひかりも主人公くんも恋愛感情などまだ芽生えておらず、天体観測に夢中なお年頃。結局ガイソン彗星は来ず、沙夜の告白はなされなかったのですが、沙夜はひかりから友チョコを貰います。自分は恋愛脳となり意中の異性と結ばれることしか考えていなかったのに、親友はきちんと友情をたいせつにしていたノネー。これにより沙夜の「親友を出し抜こうとしたという自罰意識」はますますと高まっていったのです。こうして沙夜はバレンタインにチョコをあげられない病にかかってしまい主人公くんに一度も渡すことがなかったのです。
    • 「カノジョからチョコをもらう」というイベントを体験できない主人公くんはウジウジと悩むのですが、そこでひかりは主人公くんにアドバイス。だったら逆チョコしちゃいなYOと。私はここで主人公くんが手作りチョコづくりをしたらほんわかするなぁと思っていました。しかし実際には「学生が背伸びして高級レストランに入るイベント」を見せつけられます。全然ほんわかしません。で、コース料理のデザートにチョコがついていて逆チョコ完了!!という展開。
    • 結局、ホワイトデーの義理チョコのお返しに手作りパウンドケーキを振る舞うのですが、ほとんど描写もなく沙夜も手伝ったものだったので、「ヒロインのために頑張る主人公くん」がみられず残念です。ちなみに沙夜からは貸し切りプラネタリウムアルビレオを見ながらそれをかたどったチョコをもらいます。あと印象的だった場面は義理チョコをたくさん貰った主人公くんに嫉妬し、義理チョコをたたき割りながら主人公くんを性的に襲うところとかですかね?エピローグでは結婚式エンドを迎えます。