見上げてごらん、夜空の星を FINE DAYS 消化試合(5)箒星ひかりアフター雑感

彗星を天体観測するはなし。天体観測の面白さが丁寧に描かれていてとても良かった。
本編ひかり√はSNSによる大衆プロパガンダの話で天文要素は薄かったが見事にリベンジ!!
ひかりところなの絆もステキだし、主人公くんと先生及びひなみんとの別離にはおもわず郷愁に駆られた。
幼少期編使えるのもすごくアドバンテージだと思う。ひかりの総合学習の発表は実にほんわかする。

雑感


  • 想い出ノスタルジック
    • 幼少期の主人公くんたちが結成していた「みかづき天文クラブ」。しかしこのクラブはいち早く思春期に入った沙夜が崇高なる天体観測に恋愛感情を持ち込んだため破綻してしまいました。三人が一生懸命作った天体観測ノートは放棄されてしまったのです。成長後、本編において和解した三人は、過去の因縁を清算するべくもういちど天体観測し直し、ノートを完成させようではないかという展開になります。こうして受験を控えながらも、「みかづき天文クラブ」は再結成され、天体観測の日々が始まったのです。シナリオは幼馴染パワーというものをまざまざと見せつけられる展開となっており、幼少期のひかりが母親に天体観測を認められる契機となる総合学習の発表は実に良いと感じられます。また、子供のころは天体観測に参加できなかったころなが高校生になりその成長した姿をひかりに見てもらおうと奮闘する様子はとても和みますね。
    • こうして想い出を噛みしめながらも現在の時間軸を着実に歩み、彗星観測を成功させるのです。苦難を経て?数年越しのリベンジを果たした三日月天文クラブ!主人公くんたちは受験にも成功し、地元を離れて外の世界へ飛び出します。ここでの主人公くんとジモッティーズたちの別れが非常にしんみりと来て切ないことこの上ありません。主人公くんと先生の師弟関係の絆、主人公くんとひなみんの先輩後輩の絆などをひしひしと感じることができます。もう1周ずつ先生とひなみんルートをプレイしたくなりますね。ひかりを攻略するというよりも幼少期のノスタルジックや旅立ちの別離の複雑な思いを丁寧に描き出したシナリオ展開といえるでしょう。