雑録

ワガママハイスペック体験版の感想・レビュー

「キミが作画で、ネームが俺で」→バクマンしながら生徒会。バカゲーキャラゲー枠。
シナリオはスッカスカだが、一部にしか通じないギリギリのギャグテキストとアクの強すぎるキャラで勝負。
作風としては3枚目だけど憎めない主人公くんが身を張った笑いを取りながら周囲から弄られる系の作品。
生徒会活動の目安箱=「生徒のお悩み相談」が物語を動かす装置となっている。
「どこかでみたことがある」既視感満載な展開。粗製濫造された物語でどこまで戦えるかに注目が集まる。
真剣にエロ漫画業界をテーマにできればシナリオに深みが出そうだが・・・。
まぁギャグと原画ゲーだろうなぁと。

シナリオは粗製濫造物語消費 お馬鹿なテキストとぶっ飛んだキャラで勝負!!

  • 「キミが作画で、ネームが俺で」
    • 主人公くんはヱ口漫画のネーム担当(厳密には少年誌のお色気枠)。担当を介してやりとりをするだけではあるが、有名な作画担当者とコンビを組んで、それなりの売り上げを上げていました。ある時ひょんなことから作画師が同じ学園の生徒会長「かおるこ」だったことが判明します(ご都合主義まんさい)。会長のかおるこから生徒会を手伝って欲しいと依頼されたことから見習い役員となり、漫画ネームと生徒会の二足のわらじの生活が始まったのです。体験版の様子からでは、あまり本格的にネームのお仕事を描き出すことについて本気度は感じられません。あくまでも設定ですよ〜って感じ。ここでヱ口漫画のネーム作業に焦点を絞って業界あるあるや内部事情について掘り下げている作品だったらシナリオ重視層にも需要があり売れると思います。あと主人公くんの設定として「ネーム担当なだけあって現国の成績のみ常にトップ」というキャラ造詣要素があるのですが、これも「笑える受験国語」とか「定期テストの国語にありがちなこと」とかに持って行けそうな気もします。かおるこ√でヱ口漫画業界モノになったり、アーシェ編で「主人公くんに国語で負けることにコンプレックスを抱いている問題」が深まったりすればシナリオの方でも戦えるかもしれません。しかし如何せん前面に押し出しているのはギャグ系テキスト。ネットスラングや流行語を多用するテキストは常に産業の内部にいる一部の人たちには受けるかも知れませんが、囲い込まれた作風の外にいる人たちにはあんまり通用しなかったりもするから処理が難しいところかと思われます。あとヒロイン達から小馬鹿にされて(良い意味で)弄られて笑いを取ろうとする主人公くんのキャラ造詣も受けるのかなぁ。消費者がこのような作品を面白いと思うかどうかの反応を見ることの方が楽しみかもしれない。


  • 生徒会でお悩み相談解決
    • もはや粗製濫造されたありがちな消費パターン。いや「お悩み相談」というのはシナリオを進行させるための都合のよいイベント発生装置なのは分かりますが、扱う問題がチープだと微妙すぎる。体験版では、見た目女の子な男の子が男子友達が欲しいと相談にやってくるというはなしを扱う。で、その男の子を二つの部活が取り合うことになり、主人公くんが兼部しろよといって問題が解決する・・・。えっ、これって最近の若者にとっては面白いの?・・・良かったところを探そう!あーイモウトは良かったです。ありがちな「いきおくれアラサー先生」が出会い系メールに釣られてホイホイと学校のパソコンをウイルスに感染させてしまう展開でイモウトが大活躍。しかしこの事件はイモウトが故意に発生させた自作自演であることが判明。ここからイモウトは「生徒会にお兄ちゃんがとられてしまうから構って欲しくて」、また「自分も生徒会に入りたいけど自分からは言い出せなくて」というニュアンスをだすことに成功しており、お兄ちゃん心を巧みにくすぐるテキストが書けていると思いました。絵は可愛いけどそれだけって感じにならないように祈っています。