「ランス6-ゼス崩壊-」(とりあえず1周目)の感想・レビュー

とても長く莫大な時間が必要。少しずつやっていたランス6を数か月かけてクリア。まだ1周目ですが。
偉大なる先人たちはこのクソ長いゲームをクリアしていったのかと思うと素直に尊敬します(ホントウ)。
貧富の差により階層の固定化が起こり、社会矛盾が噴出する国家をランス君が革命。
スクラップ&ビルドよろしくモンスターを侵攻させて国をぶっ壊してから国家を再建します。
それなりに面白かったのですが作業的お使いRPG要素も強く後半はシィルの氷雪吹雪ゲー状態。
シナリオもランス君たちが自力でラスボスを倒したのではなく、黒幕アベルトの存在が大きい。
そして黒幕の存在については1周目では伏線が回収されず・・・。アベルトはどうなったん?
ぶっちゃけランスシリーズはクエストと9しかやったことなかったから謎は深まるばかり。

概要


  • 奴隷観察場編
    • ランス6の舞台はゼス。階級社会であり一部の特権階級が多数の平民を支配しています。名目上は能力主義を謳っていますが、ゆとり教育により公教育が骨抜きにされており、まともな教育を受けるには多額の資産が必要でした。ゆえにメリトクラシーの逆説が起こり、一見すると平等な競争社会と見せかけ、貧困なのはお前が努力しなかったからだと自己責任に転嫁する一方で、真実は富裕階層による社会階層の固定化が起こっていたのでした。ランス6が発売された当時の社会状況が偲ばれ時代を感じさせられます。そんなわけで自由都市出身であったランス君もゼスでは奴隷階級に落とされます。ランス君が囚われたのは、放し飼いにした魔物に奴隷を襲わせ、奴隷たちが抵抗する様子を富裕階層が眺めて楽しむという賭博場でした。ランス君は闘争に明け暮れる毎日を送りますが、その強さを見込まれてレジスタンスからスカウトを受け、本編の黒幕であるアベルトの手引きで奴隷市場から脱出します。



  • レジスタンス編
    • ランス君が加入することになったレジスタンスの組織は、既に陰りが見えていました。その原因はリーダーのウルザちんが心を病んでいたから。挫折前のウルザちんは特権階級と被差別階級の融和を説き、指導力を発揮して、社会の漸進的な改革を行っていました。ですが、家族を踏み台にして自分が生き残ったショックから、改革に意味を見いだせなくなっていたのです。そこにやってきたランス君はさっそくウルザちんを手籠めにし、組織を好き放題にしていきます。それでもウルザちんは立ちあがれず状況に流されるばかり。ついには急進的武闘派層にレジスタンスの指導権を握られることになってしまいます。大衆のエネルギーに目をつけたところまでは良かったのですが、十分に啓蒙されていない集団は暴徒と化し、組織だった行動をとることができず、杜撰なクーデターは失敗に陥ってしまいます。そんな中、苦肉の策として出てきたのが、魔界からモンスターを封じ込めているマジノ線を崩壊させ、魔物をゼスに侵攻させることによって国家を混乱させようというものでした。ランス君の活躍?によってマジノ線はやぶられゼスは崩壊し魔王軍に占領されてしまうのです。しかし悲嘆にくれるばかりであったウルザちんはレジスタンスが崩壊しかけた際に恩師がメガンテしたことと引き換えに復活します。物語消費のパターンである「先達の自己犠牲による覚醒」が発動するのです。個人的に、中盤の見せ場として挿入されることの多いこの表現技法は、結構好きなんですよねー。



  • 長征編
    • 魔物に占領されたゼスは国民を引き連れて国境付近まで大移動することになります。この時ランス君は国王ガンジーと知り合い、王女マジックとの交際許可を取り付けます。数々の苦難を乗り越えて国境沿いにたどり着いたゼス遺民を待ち受けていたのはリーザス国侵攻の危機でした。しかしリーザスの王女リアは前作まででランス君に好感度マックスであったため危機は去り、親睦会が開催れます。この時マジックは泥酔しランス君と肉体関係を持ったと勘違いしてしまいます。当初はランス君を毛嫌いしていたマジックでしたが、処女を捧げたと思い込んだことからランス君を更生させ立派な王とすることが自分の使命だと考えるようになっていくのです。



  • ゼス再侵入編
    • 無事に遺留民を保護したガンジー国王たちは攻勢に打って出ます。その方法はマジノ線を復活させつつも一部に穴をあけておくことで魔界にモンスターを帰すというものでした。こうしてランス君たちはゼスに再侵入するのですが・・・。ここからポッと出の新参キャラたちが参入し、今まで苦労して育ててきたサブメンバーたちが使えなくなってしまいます。サブキャラたちは限界値を上げてもほぼレベル50前後がマックスなので雑魚戦にもついていけなくなるためしょうがないのですが。そのため私のランス6はシィルがメインとなり、行動力回復アイテムをつぎ込みながら全体魔法で雑魚を蹴散らす氷雪吹雪ゲーと化してしまいましたとさ。さらにラストダンジョンも黒幕のアベルトの活躍に始終した感があります。アベルトは理想の女性像として何があっても動じない気高い女性を追い求めていました。そのため、試練と称してウルザちんの家族を殺して精神崩壊させたのもアベルトの策略であったのです。アベルトの理想像を体現していたのはラスボスのカミーラだったのですが、アベルトはカミーラの情が深い側面を垣間見て幻滅します。ゆえにアベルトがカミーラに対しても試練と称して工作活動を行ったので、ランス君たちはカミーラを倒すことができたのです。こうしてカミーラ撃破によりマジノ線も復活でき、ゼスは再興を果たすのですが、アベルトはどうなったのでしょうかね?クリア後の挑戦モードにエピソードがあるのかしらん?ちなみに最後はゼスの王位継承とマジックとの結婚をランス君がすっぽかしたよエンドで幕を閉じるのでした。