印象深い世界史語呂合わせシリーズ(001)「アウスグライヒの覚え方」

  • 語呂…アウスグライヒの覚え方
    • あ、薄暗い日 は ひとつやろうな。マジやるの ハングリーだわ。


私が良く読む紙芝居ゲームだと、ホモサピエンスが生殖行為を行う描写で部屋の明かりを消すことがあるの。その時、私は必ずオーストリア=ハンガリー二重帝国を思い出すのだわ。


なんでさ?


それが今回のネタである語呂合わせ「あ、薄暗い日 は ひとつやろうな。マジやるの ハングリーだわ」につながるのね。世界史教員よ、アウスグライヒを説明してみなさいよ。


19世紀のドイツの統一の際に、プロイセンオーストリアが戦います。これが普墺戦争ですね。これにより「ドイツ連邦」は解体され勝利したプロイセンを中心に「北ドイツ連邦」が形成されます。では敗北したオーストリアはどうしたのでしょうか?オーストリア多民族国家だったのですが、国内を再編する必要に迫られます。ドイツ系、マジャール系、スラブ系などがいたのですが、ここでスラブ系を抑えるためにマジャール系を体制内に組み込んだのですね。こうしてマジャール系に特権を与え、議会と行政府存在を容認して自治権を付与しオーストリア=ハンガリー二重帝国が成立したのでした。これをハンガリーに対する妥協ということでアウスグライヒと言います。


長いわね。けど、これを上記の語呂合わせでは一発なのよ。
「あ、薄暗い日」→アウスグライヒ
「ひとつやろうな」→1867年
「まじやるの」→マジャール
「ハングリー」→ハンガリー
薄暗い日にしかできないから、薄暗い日になったらチャンス!ひとつやろうな、と約束をするの。そして薄暗い日にしかできないから、その日はしゅごぃぃいぃってなるの。マジやるのハングリー。だから行為をやるのは貪欲になってしまうのね。しゅごぃぃぃぃ。


みんなも領域内における様々な異質な人々を統合しなければならなくなった時、特定の集団を体制内に組み込むために根回しを行うでしょ?その時はアウスグライヒを思い出して見てくださいね!!