雑録

RIDDLE JOKER「三司あやせシナリオ」の感想・レビュー

猫を被って優等生を演じているがホントウは意地っ張りで見栄っ張りなテンパり系の少女とフラグ構築するはなし。
シナリオの目的は茉優先輩√と同じで、理事長の娘かつ三司さんの異母姉を復活させること。
脚本としては茉優先輩√の方がしっかりできていて、三司さん√は「顔芸を楽しむ」キャラゲー風味の方が強いかと。
いや、何というか二条院さんほどではありませんが、三司さんもとても面倒くさい系です。主人公くんスゲーなと思ってしまいます。
OPミスリードは三司さん√でも健在であり、OPでブラックホール作ってますが、三司さんは異能保持者ではないのでした。

三司さん√各章概要


  • Chapter4 秘密の共有×護衛モノ×出自の共感
    • 他ヒロインの√と比べると三司さんのフラグ構築はとっても迅速!!なんで!?その理由は主に3つで「秘密の共有」、「護衛モノ」、「出自の共感」となっております。
      • まず「秘密の共有」ですが、これはゆずソフトの作品では多々見られる光景であり、ヒロインと主人公くんが各々秘密を抱えており、それぞれにバレてしまうことから関係性が構築され、秘密を知っているからこそ地を出せるという仕組みになっています。ゆずソフトさんの場合は割と下ネタギャグであり有名なのはサノバウィッチのメインヒロインのオナばれ。今回の場合は貧乳パッドとなっております。
      • 次に「護衛モノ」については命を賭けてボディーガードをしてくれることにきゅんきゅんしちゃうのと実際に体験した恐怖のドキドキがつり橋効果的に恋心に繋がっちゃう的なノリ。
      • 最後の「出自の共感」について。主人公くんは、孤児院出身であり異能保持者であることから自己の存在理由に悩み、異能を活かした仕事に就くことで、承認欲求を満たしていました。他方でメインヒロインの三司さんは、私生児出身という出自の闇を抱えており、学園の広告塔として利用されることで、少しでも自己を役立てようとしていました。このように二人は出自に対して暗い過去を持っており、その背景を共感できたというわけです。
    • 以上のように主人公くんと三司さんはフラグ構築のための要素をじゅうにぶんに持っていたのです。さらに三司さんは主人公くんに対して遠慮がなくなり、ホラーゲームがクリアできないだけでも、主人公くんに電話して助けを呼んじゃったりします。さらに帰りが遅くなり暗い夜道でビビった時にも、主人公くんのことを想ってしまうのでした。こうしてお互いに好感度蓄積が進んでいき、つい同じタイミングで同じ独り言のようにしゅきしゅき言ってしまいます。誤魔化そうとする三司さんでしたが、このシナリオでは主人公くんが割とグイグイいくので、有耶無耶にできず最終的にお互いが告白する形となります。優等生として猫かぶりをしている三司さんが本当は意地っ張りですぐ自滅して面倒くさいかわいいということを楽しめればプレイヤァは大勝利かと思われます。


  • Chapter5 デート回:余裕がある主人公をテンパる三司さんが羨む
    • フラグ構築後、男性の生殖器をみて性交を躊躇した三司さん。じゃあ段取りズム的にデートをしましょうとなるのですが・・・三司さんはどうしても主人公くんの生殖器のことが頭から離れません。それは授業中に板書をせずにイメージ図を書いてしまう程。
    • 主人公くんは初デートのために下準備を色々と調べるのですが、三司さんはおうちデートを希望します。お互いのことをよく知りましょうということで、トランプなどのカードゲームで勝負を行い、勝った方が一つ質問をするという形式で親交を深めていきます。お昼は公園とかを巡回しているシャレオツな屋台の釜土ピザを食べに行きます。こういう物珍しいハイカラなものを紹介してくれると楽しいですね。漫才をしながらピザを選ぶ様子を一般の主婦や子どもから生暖かい目で見守られたりもします。
    • 一応、ここでも伏線が張られていて、子どもが怪我をしそうになった時、主人公くんは瞬時に動いて助けたにも関わらず、三司さんは能力を使用できません。なぜ高い異能の能力を保持しながら全く動けなかったのか!?(三司さんは異能力保持者でないことの伏線)。
    • で、お持ち帰りのピザを食べますタイム。三司さんが口につけてしまったソースをナチュラルに舐めとる主人公くん。付き合ってもなぜか主人公くんにだけ余裕があり、テンパってしまうことを恥じた三司さんは様々な奉仕をして主人公くんから主導権を奪おうとします。ピザを食べた後には指を奇麗にすると称して指ちゅぱをしてくれたり、プールでは貧乳であることを気にして小さくても紅葉合わせができると主張しナイズリをしてくれたりします。


  • Chapter6 異能保持者失踪事件の謎
    • さて三司さん√の第6章でようやく体験版の続きに繋がります。体験版では「異能保持者が失踪したので、その行方を探れ」というミッションが与えられていましたね。その謎が解明されていくのが三司さん√なのです。失踪事件に関わっていたのは異能学園サイド。茉優先輩√でもやりましたが、理事長の娘である琴里さんを筆頭に異能保持者が能力を暴走させる事件が度々起こるようになっていました。これが世間に露見すれば大問題!ということで、異能を暴走させた生徒を学園側が隔離し、隠蔽を行っていたのです。異能学園都市で異能保持者が失踪していたのはこれが理由だったのです。
    • しかしなぜ異能の暴走が頻発していたのでしょうか?これにはもう一つの勢力:異能規制派が関わってきます。異能規制派もまた学園にスパイを派遣していました。その一人が女性教諭の柿本先生。柿本先生は異能を暴走させる研究を行っており、異能を暴走させればそれが社会問題となり異能を規制できると考えていたのです。柿本先生の最終的な狙いは危険度の高い三司さんの重力・斥力の異能を暴走させることでした。しかしここで三司さんが異能保持者でないことが判明。三司さんはクスリによって異能を付与させていただけだったのです。このことを知った柿本先生は三司さんからクスリを奪うと自らに投与し、異能を使って襲いかかってきます。こうして柿本先生と異能バトルの開始。とっさの危機に駆けつけた主人公くんと、再びクスリを使って異能を付与させた三司さんが、協力して柿本先生を倒します。


  • Chapter7及びエピローグ 後始末
    • 事件後、理事長から学園設立の背景を知らされます。理事長は家の都合で結婚した女と琴里を作ったが、その女は異能を忌避していたため異能保持者の娘を愛さなかったこと。理事長は恋愛で結ばれた女と三司さんを作ったが、琴里のこともあり離婚できず入籍できなかったこと。つまりは琴里と三司さんは異母姉妹であること。異母姉妹であってもその仲はすごく良かったこと等々。これらのことを考えると、三司さんは私生児でしたがフツーに認知はされてたっぽいですね。
    • そして夜伽シーン。投薬によって異能を暴走させられた主人公くんは、脳や神経が敏感になってしまいます。事件解決後、三司さんに会い無事を確認すると、興奮してしまいそそくさと帰ろうとします。しかし、生殖を求めていたのは主人公くんだけでなく、三司さんが抱いて欲しいとおねだりしてきます。そんなわけでレッツ夜伽。みずからねだった三司さんでしたが、絶倫となった主人公くんによって腰が立たなくなるほどやられ尽くすのでした。
    • 夜伽後は伏線回収編の側面が強く、主人公くんが自分のホントウの異能と組織を三司さんに告げてエンド。エピローグでは暴走を抑えるクスリの開発に成功して、ついに琴里が目覚めてハッピーエンドを迎えます。