終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか? 第8話「いずれその陽は落ちるとしても」の感想・レビュー

日常会。クトリが奥さんとして幸せを享受するはなし。そして主人公くんが着実にデレております。
下界の調査隊に死霊兵器を1体出撃させることになった主人公くんは、ネフレンを選ぶ。
そして「心身のコンディションを最善にする能力」の聖剣が見つかったため、主人公くんも降下を決意。
そのことを告げるとクトリもついていくとごねて主人公くん付き娼婦として同行が決定する。
束の間の平穏を過ごすが、徐々に浸食が進む不安がチラつかせられ、最後に一挙に汚染が進む。

主人公くんが着実にクトリにデレていくのがみどころです。


  • 不愛想な男が婉曲的にだが堂々とデレてクトリちゃんご満悦の巻き
    • 死霊兵器ではなくなったクトリは一人の女の子として日常を過ごします。今まで戦いの日々の中にあったクトリにとって、次の生き甲斐となったのは主人公くんとの時間を過ごすことでした。平穏な日常を享受することになります。二人で買い物デートに行き、奥さんと見られて喜ぶ姿や、愛人や娼婦と勘違いされてもそれでもいいかもと嬉しがる様子をご堪能ください。主人公くんも満更ではない様子で、ネフレンやアイセアについつい惚気をこぼし本人には言うなよと述べるなど着実にデレていますね。特に個人的にグッときたのが、クトリを下界に連れていく許可がとれた後のシーン。愛人と勘違いされても喜ぶクトリに呆れながらも離れたくないのは俺も一緒だしなと思いっきりデレるところはおススメです。その後、数秒遅れて、発言の真意に気づいたクトリの表情が可愛いですね。


  • 進む浸食汚染
    • 日常回を楽しむ一方で、その中でも浸食が進んでいく不安が掻き立てられます。モノを置いた場所が分からなくなってしまったり、主人公くんとの最初のデートの記憶すら忘却されつつあります。それでも浸食は緩やかなものでしたが、ラストのところで急激に浸食が進みます。屋上から転落した下の子を救うためにクトリは魔力を熾すのですが、これがダメ押しとなってしまいます。さっき助けたばかりの子の名前すら思い出せなくなってしまうのです。そしてお風呂で何気なく鏡を見ると、一挙に浸食が進行します。まさにエルクに記憶が飲まれようとするところまで来るのですね。今のところ、下界へ回収しにいく「心身のコンディションを最善に保つ」能力のある聖剣が一種の救いとして提示されているのですが・・・。原作ではこの救いは幻想に終わり、聖剣を回収する前に襲撃されてクトリがメガンテし前世編に突入します。しかし残り話数を考慮するとアニメ版では前世編やる回数は残されているのでしょうか?メガンテして終わりになるのかもしれません。もしくは駆け足でやってしまうか。攻略ヒロインはまだモトカノと嫁とエルクが残っています。