前回までの復習
- Q1.ソコモトとは誰か?
- A1.ハリス
堀田in京都 ←江戸
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ハリスin下田(静岡)
- 京都にいる堀田正睦へ、江戸に下田からハリスが出てくるぞというお知らせが来た
- 堀田は老中首座だが、どういう立場の人から連絡が来た?
- 日本史年表(歴史学研究会が出してる岩波のやつ)を買えよ
- 1月5日に延期しますと通達 → 1月8日に勅許ソウセイのために上京
本文編
勿論 一躰之事情 巨細二 奏聞二 及ビ 候二 付 相達置 候
(モチロン イッタイノジジョウ コサイニ ソウモンニ オヨビ ソウロウニ ツキ アイタッシオキ ソウロウ)
【(上記のことは)勿論のこと、いっさいの事情は細かく天皇のお耳に入れております】
日限 迄二 帰府致シ難ク
(ニチゲン マデニ キフ イタシガタク )
【期限までに幕府に帰ることが難しく】
約日 相違致し 候 間
(ヤクジツ アイタガエイタシ ソウロウ アイダ)
【約束の日程を違えてしまいますので】
一応 申し 述べて 置き 候
(イチオウ モウシ ノベテ オキ ソウロウ)
【一応、申し伝えておきますよ】
※間に合わない言い訳をしている。弁明をしている。堀田老中の希望だったのかもしれない。堀田は、廷臣異議や勅許反対となるとは微塵も思っていない。遅れることをハリスに伝えなければならないと思っているだけ。
尤も 此の上 左迄
(モットモ コノウエ サマデ)
【もっともこのうえそれほどまで】
日数 相掛かり 候 儀 は 之 有る間敷
(ニッスウ アイカカリ ソウロウ ギハ コレ アルマジク)
【日数がかかるでしょうことは これはないでしょう】
※遅れるけど待ってねと言ってる
猶 委細 之 儀者、井上信濃守 より
(ナオ イサイノギハ イノウエシナノノカミヨリ)
【なお詳しいことは 井上信濃守より】
申し 談ず 可く 候
(モウシ ダンズ ベク ソウロウ)
【申し談じてください】
謹言
(キンゲン)