ハイスコアガール「ROUND12」の感想・レビュー

なんという「あのね商法」!続きが観たい人は、OVAを買ってね!!中途半端に終わる。
単行本のオマケページの小話をアニメ化して、A-partで終局させた方がシナリオとしては良かったのでは?
折角前半で大野さんとイイ感じに終わるのに、後半は日高さんの告白エンドで幕を閉じ続きはOVA・・・
Aパートにおける大野さんとの疑似婚姻生活の余韻が、後半に全て持っていかれてしまった感があるな・・・

大野さんとの疑似婚姻生活がステキ


  • ビジネスホテルのツインのお部屋でファミコン
    • お嬢様の厳格な躾けに堪えられなくなった大野さんはついに家出。ハルオの活躍により場末のゲーセンで現実逃避をしていた所を保護することに成功し、夕食を与えますが、帰宅は拒絶されてしまいます。さらなる息抜きのために夜の街に繰り出すも、結果として終電を逃すことに。この作品は健全なので、いかがわしい宿泊施設には入りませんよ!!ハルオは母親に電話して救いを求めます。緑の公衆電話懐かしいですね。ハルオママが用意したのはビジネスホテルのツインのお部屋。ハルオは部屋を別々にしてくれれば良かったのに・・・と嘆きますが、漫画版のオマケページでは当初ツイン(1部屋に1人用ベッド2つ)ではなくダブル(1部屋に2人用のベッドが1つ)にしようとしていたことが判明します。ラブホで性行為に走るよりもビジホでファミコンをするほうが味がありますね。原作では海外ソフトの対戦ゲーでしたが、アニメ版では大運動会となっています。
    • 二人でゲームに興じつつも大野さんを慮るハルオに大野さんの好感度はさらに上昇。ハルオが寝落ちした後に掛け布団をかけてやり、寝顔を覗き込んでときめく姿はとても素晴らしい表現となっています。おススメ。そして早朝6時、ハルオはバイトに出かけていき、それを見送る大野さんという構図。高度経済成長期の成れの果ての川崎で、ハルオがビジホの部屋を見上げると、大野さんが手を振ってくれるというシュチュは破壊力抜群です。
    • バイト後、大野さんを迎えに来たハルオ。大野さんのストレスは解消され、家に帰る気分になっておりました。帰宅途中、大野さんはハルオとプリクラを撮ることをおねだります。大野さんのご満悦な表情をとくとみよ!!まぁ結局恥かしくなったハルオが変顔をして大野さんが頭突きをかましたシーンが撮影されましたよというオチ。しかし、このプリクラは指輪に続いて大野さんが辛い鍛錬を乗り越えるためのアイテムの一つとなったのでした。B-partでは日高さんがこのプリクラを見たせいで、告白に走ることになります。・・・B-partなかったほうがきれいに終わったのではなかろうか?と思ったのは私だけではないはず。

なんという「あのね商法」! 続きはOVAを買ってね!