雑録

Missing-X-Link ~天のゆりかご、伽の花~ 体験版の感想・レビュー

最愛の姉を亡くし精神崩壊した少年がアンドロイドに癒されサイバー事件に挑む。
体験版は第三章の途中まで。第二章の電子ドラッグ事件は丸まる読めてしまう。長い・・・。
シナリオを掘り下げようとはしているが電脳モノではよく見かける似たり寄ったりの内容。
主人公くんを無条件肯定するアンドロイドの母性とバブミがウリか!?
突如チェスの講釈が始まった時、盤面の詳細が数多紹介されたが、ついていけなかった。

サイバーパンクやアンドロイドやAIものはどうしてもパターンが限られがちで似たり寄ったりに感じる。

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  • 主人公くん、アンドロイドに無条件承認され孤独を癒される。
    • 第1章では傷心な主人公くんがアンドロイドに癒される過程が中心となります。主人公くんは天涯孤独。母親は主人公くんを出産した際に死亡。母親代わりでもあったデザイナーズチャイルドの姉は事故の際に主人公くんを庇って死亡。そして父親は研究に忙しく主人公くんをニグレクト。家族の温かさを失った主人公くんは、生きながらにして死んでいました。特に姉の死は大きく、ドラクエ4状態。村が魔物に襲われたときに勇者の幼馴染であるシンシアがモシャスを使って身代わりになって犠牲となったシーンを彷彿とさせます。主人公くんの姉は、民間軍事会社が放った人工衛生ビームを防ぐべく、主人公くんを冷蔵庫に押し込め、最後の命を使ったのでした。主人公くんは、助け出された際、熱中症と酸素欠乏により死にかけ状態でした。一命をとりとめたものの、残酷なマスコミの取材や周囲からの冷やかしの様な目線により、すっかり精神崩壊してしまったのです。そんな主人公くんの救いとなるのが、アンドロイドのAI少女。接吻により自我の境界を無くし意識を融合させられるアンドロイドは、主人公くんを無条件肯定することにより、孤独の心を癒すのでした。



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  • 電子ドラッグ事件 ~いろんなものを盛り込みすぎて長い割には結末はアッサリ~
    • 第2章はイキナリ2年後。電子ドラッグ事件を解決します。姉とソックリな少女が転校してきたことからシナリオは始まります。さらに教育実習生として赴任してきた先生は、サイバー事件が原因で起きる現実世界の荒事担当の傭兵であり、バトルモノ要素も取り入れられています。で、この第2章がこれまたクソ長く感じるんです。結論をあらかじめ述べれば、電子ドラックをばらまいていたのはアンドロイドBが犯人。主人公くんに仕えるアンドロイドAには、姉妹機のアンドロイドBがおり、これは自我を持った兵士として開発されたのだとか。しかし、自我を持ったが故に造反して民間軍事会社を離脱。アンドロイドの人間に対する反乱モノですね。そのアンドロイドBが機体維持などのために、電子ドラッグをばらまいていたのだとか。真相を解明した主人公くんたちですが、読者には主人公くんの叔父が黒幕であることもまた提示されます。アンドロイドを人間の上位互換とする云々はlightの作品にもありましたね。



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  • アンドロイドは神を信仰するか!? ~ホスピス人体実験~
    • 第3章はホスピスモノ。不治の病とされ、両親にも捨てられた少女のはなし。なぜ両親から見捨てられたのに少女の手術は続けられているのか。それは人体実験に供与されたからではないのか?という伏線が張られていきます。少女は主人公くんに懐くのですが、このホスピス人体実験少女の話では、アンドロイドや人工知能が神などの形而上学的な概念に対して信仰を抱くのかということがテーマとなっているようです。第3章はホスピス少女の人体実験中でお開きとなり、途中で終わります。体験版読了後の雑感としては、近未来サイバーモノをしっかりと描こうとする製作者側の意図は感じられるものの、そこまでシナリオに独自性や新規性があるわけでもなく、キャラも攻略したくなるような強い思い入れは生じないというような印象です。あと、長い。

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