雑録

タマユラミライ 体験版の感想・レビュー

ルーン文字を操る中二的西洋系霊媒師が日本の田舎の調和を保つため妖怪変化を調停する話。
体験版は第1章部分で、ツンデレ妖怪の友情問題の解決を通してヒロイン紹介を行う。
物語の主軸となるのは、失せモノ探しのため故郷に出戻った二人の少女。
特に高い霊位を持つが故に排斥され、他者に不信感を抱くツンデレ少女が押されている。
第1の怪異のテーマも、メインヒロインのキャラ表現もツンデレということで体験版はツンデレ尽くし。
怪異事件パートをどれだけ深く描けるかで話の面白さが変わりそう。

雑感

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  • ツンデレ尽くし:ツンデレ妖怪の友情問題の解決を通してツンデレ少女の信頼を勝ち取る
    • 主人公くんはルーン文字を操り地元の怪異を調停する「魔法使い」(本文中の表現)。実質の役割と能力は霊媒師で、神霊と人間を繋ぎます。第1章では、サルとイヌの怪異の抗争に人間が巻き込まれたという展開です。主人公くんの田舎は外からの怪異の受け入れにも寛容な土地柄であるため、ニューフェースの妖怪が後を絶ちません。当然旧妖怪と新妖怪の軋轢が生じるため、それを解決するのが主人公くんのお仕事です。しかしながら、外からやってきたイヌの妖怪と地元に巣くうサルの妖怪は100年に渡ってケンカを続けていたのです。ある時、イヌは寿命が近づいたことを悟ると山を去り、学校の警備員に溶け込んで晩年を過ごそうとします。しかしサルは敵対しながらも友情を感じていたイヌがいなくなってしまったことを残念に思うのです。そしてイヌが人間を食わなくなったので寿命を縮めたのだと勘違いし、イヌに人間を与えるべく霊位の高い人間を贄としようとするのです。
    • この贄の対象となったのが、田舎に舞い戻って来た二人の少女でした。狙われる二人を助けようとする主人公くんですが、メインヒロインのツンデレ少女は言うことを聞き入れません。それもそのはず、ツンデレヒロインは高い霊能力によりこれまで排斥されてきたので、他人を信じる事が出来なかったのです。そのことを感じ取った主人公くんは強制せず長い目で接することになります。一度は主人公くんが全てのコトを解決してくれると期待し、縋りつこうとするも、主人公くんがヒロインたちの味方ではなく、問題解決の調停者であることを知った時にショックを受けてプンスコする内面描写は結構グッときますので、是非体験版で読んで欲しいところ。
    • で、問題解決パート。主人公くんから護符の印綬と身代わり人形を授かったヒロイン達でしたが、サルの策略にアッサリと引っかかります。そして人間を食らえばきっとよくなるという事で、サルはイヌの下へとやってくるのですが、そこには主人公くんが待ち構えており、調停が図られるのでした。すべての根本的な問題はサルとイヌのツンデレ的ライバル関係にありました。二人は抗争を続けながらもそこに友情を見出していたのですが、イヌが何も言わずにサルから姿をくらましたのがいけなかったのでした。ここでイヌはサルに自分の寿命やこれまでの関係性を語り、友情を口に出して確認します。これによって納得したサルはイヌと和解し、調和がとれたのでした。
    • サルに捕らわれていた最中、感応の霊能でサルの心中を悟ったメインヒロインでしたが、主人公くんがきちんとそれを理解した上で円満な解決を導いたので、評価がうなぎ上りとなります。ツンデレしながらも今度は、今度こそは、自分たちを理解してくれる人が現れたのではないかしらん?と思うところはニヨニヨしてしまいますね。おそらくメインヒロインと主人公くんが師弟関係を結び、メインヒロインに霊能の扱い方を教えながら、様々な怪異と立ち向かいつつ、フラグ構築していくという展開になるかと思われます。

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