タマユラミライ「猫天宮花子」シナリオの感想・レビュー

人間に恋したために霊位が低下してしまったことを後悔する水虎の話。
率直に言って尻切れトンボで終わり、投げっぱなしで消化不良感が否めない。
猫川を巡る覇権争いを調停するとか言っても堂々巡りで何もしない主人公くん。
さらに一番重要な解決シーンが描かれずエンディング後には解決してました。
愛で包み込んで、それで終了!?
いくらグランド√に入る為のパーツとはいえ、もう少しやりようがあったのではなかろうか。

シナリオ投げっぱなしで解決シーンもありません。

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  • 愛で包み込んで終了!
    • 猫天宮花子は水虎の妖怪。学校の守護者として君臨し、主人公くんと共に怪異事件を解決してきたことから好感度が蓄積されフラグ成立。花子√では、妖怪である水虎が人間の女の子として恋をしようとするシーンを眺めることが主軸となっています。
    • しかし花子は恋にうつつを抜かしていたため、霊力が衰えていきました。そこへ突如現れる妖怪たち。なんでも、かつて花子は水虎として猫川に君臨していたが、猫川からいなくなってしまったために、勢力争いが収まらないのだとか。主人公くんはいつもの如く調停者として事件を裁こうとするも、全く役に立ちません。そして花子も人間の女の子として恋をしたい一方で霊位も失いたくないというジレンマに陥ることになります。どのようにしてこの問題を解決するのカナーと思ってシナリオを読んでいたのですが……ヲイ、花子さんが猫川に霊力を送って愛で包み込んで終了ですか?コイツラ何も解決しとらんやん!!!エンディングが流れた後、事件はもう既に解決していましたとさ、ちゃんちゃん。何というシナリオ投げっぱなし。一番描くべきシーンを描かずしてどうするのさと。

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