雑録

恋愛、借りちゃいました「空路椿」シナリオの感想・レビュー

女予備校講師が行き遅れを心配する親を安心させる為にレンタル愛人を雇う話。
本作のウリは攻略ヒロインたちが主人公くんとカネで関係を持つ重層的な構造。
しかし椿√の場合は一番の見せ場である対決イベントが発生せず数行で処理。
また、レンタル愛人を雇う契機となった田舎の実家問題も完全にスルー。
通っていた予備校でもアッサリとその関係性が承認されたぞ!!
一応の見所は「主人公の妹の授業参観に代理で出席してもらうイベント」かな?

空路椿のキャラクター表現とフラグ生成過程

f:id:h30shimotsuki14:20190907121644j:plain

  • よくある「行き遅れを心配する親」問題
    • 空路椿は数学を専門とする予備校講師。真面目でお堅い学生生活を送ってきたため男と遊ぶこともなく、就職してからも家と職場の往復で一日が終わり、ストレス解消はネトゲだけ・・・という人生を送っていました。そんな娘を心配した親が、結婚についてしつこく干渉してくるので、椿のストレスは溜まりまくり。学生時代は真面目に生きることを強要した癖に、社会人になったら男を作れとか言ってること矛盾してんじゃんと憤ります。そのため親の追求を逃れるべく、レンタル愛人として主人公くんを雇い、親への言い訳としたのでした。・・・ここまで書くと本当に年上女性を攻略するキャラゲーのシナリオってテンプレ的なパターンに陥ってしまうことが分かりますね。あと予備校講師って現実だとチンピラ(院生バイト・研究職に就けなかったドクター崩れ・思想的に問題があり高校教諭になれない人間など)がやる職業なので、真面目に生きてきた学部卒のお堅い女性が学校の教諭ではなく予備校講師を選ぶのは少し違和感があるかもしれません。
    • このゲームのウリとしては主人公くんが人間関係をカネで切り売りする「レンタル○○」が主題となっていて、重層的な関係性が見せ場になっています。メインヒロインが主人公くんを「レンタル彼氏」とする一方で、椿は主人公くんを「レンタル愛人」にしているわけで、この対立をどのように処理するかが、一番の関心だったのですが・・・。オーイ、モノローグで数行で処理されちゃったよ☆アッサリだね!!まぁさすがに、椿がレンタル愛人を雇うきっかけとなった実家問題は描くだろうとも思っていたのですが、これまたエピローグで突如結婚式シーンになっており、実家に挨拶に行くところすらカットされました。
    • フラグ構築イベントのクライマックスは、主人公くんの妹の授業参観。主人公くんは模試のため授業参観に行けず、椿に代理を頼みます。妹は主人公くんが来てくれないのは分かっていながらも、一抹の寂しさを感じているのですが、そこに椿が颯爽と登場するわけです。どんな関係なのかザワザワするなかで、妹がはっきりと義姉です!と宣言するシーンが視聴者に印象を残す効果を生み出しています。
    • 最近は晩婚化未婚化社会が進展しているため、人妻ntrモノ以外でもフツーに年上キャラがいて年齢も当たり前にアラフォーとかですし、行き遅れとか婚期逃して焦るとか以外にシナリオの表現が増えていくといいですね。

f:id:h30shimotsuki14:20190907121650j:plain

f:id:h30shimotsuki14:20190907121656j:plain

f:id:h30shimotsuki14:20190907121706j:plain