「現実が見えてきたので少女を愛するのを辞めました。」体験版の感想・レビュー

孤独に耐えかねた同人作家が脱オタして婚活したらバツイチ子持ちと巡り合った話。
当初主人公はバツイチだと知らされていたが子持ちであることは隠されていた。
主人公は真人間になる為に脱オタしたのに炉利少女達に翻弄されることになる。
包容力のある相手の女性を大切に思う主人公だが閨における行為に及べずにいた。
果たして主人公は異常な趣味趣向を抑え、家族を形成できるだろうか?というのが主題。

歪んだ性癖を持つ主人公が真人間になり「家庭」を築けるかチャレンジ

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  • 「家庭」における幸せとは何か?
    • 主人公は同人作家であり特殊な性癖を持っていたが故に、年齢を重ねて孤独となっていきます。あまりの寂しさ・惨めさに耐えきれなくなった主人公は脱オタし、婚活に励むことになります。連戦連敗の中、唯一主人公を認めてくれたのが、包容力と母性に溢れるバツイチの看護師であり、主人公はこの人とならまっとうな家庭を築けるかもしれないという期待を抱いて結婚することを決意するのです。しかしこの女性、バツイチであることは知らせていましたが、娘が二人もいることは隠していました。主人公はそれでも女性の家族を受け入れ、良き父親になれるよう努力していきます。しかし問題は山積みであり、妻を愛しており尊敬し大切に思っている反面、感情と性癖は別であり、全く性的欲求を抱くことが出来なかったのです。その一方で連れ子の少女達には反応してしまい理性と葛藤する日々が続きます。

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  • 「父親」を求める連れ子の少女とコンプレックスのカタマリである妻の姉
    • 連れ子の少女2人は離婚を経験しているため父親に対する反応も全く違っています。姉は実父のことを知っているため、父親という存在そのものに絶望しています。他方で妹は実父と殆ど交流がなかったため、父親という存在に幻想を抱いているのです。主人公には下の娘の幻想を壊さず、上の娘の絶望を癒すことが求められていきます。さらにそこに妻の姉がやってくるのですが、妻の姉は幼女体形であり、主人公は妻には興奮できないのに義姉には掻き立てられるという展開になります。
    • 異常性癖を抱える主人公が良き父親になり良い家庭を築くことが目的となっていますが、攻略ヒロインたちも異常性を秘めています。父親に絶望しながらも次第に義父に惹かれていく長女、自分の幻想を叶えてくれる義父に好感を抱き始める次女、妹に対するコンプレックスに苛まれる義姉、そして何故主人公に近づいたのか謎を秘めている妻とよりどりみどりとなっています。特に妻が一体何を考えているのかが非常に気になります。

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製品版


2020年5月発売新作ノベルゲーム





cf.ノベルゲー感想・レビュー集