雑録

【2020年4月】新作ノベルゲームは何を買ったらいいですか!?【下馬評】

みなさん、こんにちは。
今月も新作のノベルゲームを、体験版を踏まえたうえでレビューしていきます。
新作を購入する際の参考にして頂ければ幸いです。私は『アマカノ2』を買うつもり。

まずは全体の雑感について
4月の新作でトップに立つのはぱれっとの分割商法『9-nine-』シリーズ。原画師和泉つばす先生がウリの中二系異能バトルですが、この作品だけで4年間も引き延ばしにしているので、サクッと完結して新作を出して欲しいところ。個人的に中二系異能バトルとか苦手なので、DMF・もしらば・さくらッセ・晴れ天のNYON×くすくすコンビが復活するといいなぁと思っています。まだ生きているのでしょうかね。

同じ中二系異能バトルでもガチ系なのがlightのシルヴァリオシリーズ。小難しい漢字の熟語にカタカナの当て字のルビを振っているテキストについていけずいつも挫折していましたが、本作体験版で出てきた噛ませ犬の小ボスのキャラの描写は結構好きでした。

本命だと思っているのが『アマカノ2』。アマカノセカンドシーズンは2じゃなかったんですね!とツッコミを入れたくなったのは私だけではないはず。正統派なフツーの学園モノですが、恋をしないとのたまうメインヒロインや近所の幼馴染お姉ちゃん、同居することになった超絶クール親戚など結構キャラが好き。舞台装置である昔ながらの商店街もいい味出していて是非プレイしたい作品です。

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アマカノ2 (あざらしそふと)

個人的な4月の本命作品。体験版で選べる√はメインヒロインのみなのですが、このポニ子ヒロインがワケアリ感を漂わせていてとても良い感じです。主人公とは新幹線で偶然出会い一期一会かと思っていたのですが、主人公の学校に転入してくるのです。パラメーターが下がっていくのが特徴でもあり、一期一会だったからこそ心を開いてくれていたという側面があり日常を送ることになると塩対応な日々が続きます。家庭生活に問題があることが伏線として張られているので、このポニ子がどうデレていくのかが非常に気になりますね。あとは幼馴染のお姉ちゃん。いわゆる幼馴染関係性変化であり既に親密になっているからこそ、恋愛関係に発展するためには何か特筆すべき出来事が必要というパターンですね。同居することになるクールキャラは未知数。これらのキャラに加えてアマカノシリーズは季節ゲーでもあり情緒深さを増加させています(発売されるのは4月ですが)。寒くなりゆく季節と古くからの街並みがマッチしています。

シルヴァリオ ラグナロク (light)

本格派中二系異能バトルシリーズ。lightの中二作品はアクが強すぎて玄人向けであり、私は中二バトルがあまり得意ではないので、挫折しがちでした。本作も最初のバトルシーンで倦厭しそうになりましたが、そこはホレぐっと我慢の子。何とかクリックしていったら、途中から結構面白くなりました。体験版でスポットライトがあてられるのが、噛ませ犬となる敵キャラの小ボスなのですが、このキャラは小物な小市民の代表的存在として描かれているので自らの大衆的意識をあてこすられているようでグッときます。体験版では主人公の引き立て役であり、やられてしまうのですが、彼が自分の大衆性を自覚して覚醒するシーンは思わず手に汗握ってしまいました。

あかべぇそふと諸作品

白詰指輪 ~四つ娘の花嫁 俺、全員選びました~ (あかべぇそふとすりぃ)

パッと見、五等分の花嫁っぽいなと思っていたら作中のなかでライター自らパロっていることを言及していくスタイルをとっています。典型的なハーレムモノであり、再会した幼馴染が全員と結ばれるという展開です。本作で物語をリードしてくれるのは長女の存在。本来なら最初から4姉妹全員で主人公に迫りハッピーハーレムエンドとなるはずでした。しかしそれでは白詰指輪(完)となってしまうので、長女を淫乱設定にし抜け駆けさせてしまうことにより、4人の関係を混ぜっ返すことで物語を構築していくのです。漫画媒体が競馬に例えられ誰の√のエンドになるのかを作品を読み続ける動機付けとすることに対して、ゲーム媒体がマルチエンドを提供してきましたが、五等分という作品は最初に結婚式シーンから入ることでマルチエンドシステムを克服しようとしたことにメディア的意義がありました。そうすると当然結ばれなかったヒロインのファンはどんなに正当性があろうとうも憤るわけで、だったらハーレムエンドにしちまえ!って感じなノリになっています。

墓多DYINGZOMBIES ~Second Chance for BEAUTIFULLIVE~ (あかべぇそふとすりぃ) (2020-04-24)

白詰指輪が五等分のパロだとしたら本作はゾンビランドサガのオマージュ。佐賀ではなく博多であるだけ。アイドルという存在そのものが認めれない社会で、これまた社会から最下層扱いされるゾンビが、成り上がっていくことが作品のテーマとなっています。しかしながらキャラが本当にゾンビランドサガのキャラたちに似すぎており、よくスタッフはこの作品の企画案を通したよなと逆に興味深くなります。そしてゾンビランドサガはプロデューサーのキャラも魅力の一つでしたが、本作のプロデューサーはアニメ版デレマスの武内Pのパロとなっており、実直で真面目なキャラがゾンビアイドルと交流していく姿を楽しむことが日常パートのウリとなっています。

電子処女が現れた! コマンド!? (あかべぇそふとつぅ) (2020-04-24)

ピンヒロインモノ。現実世界で過去のトラウマから女性を苦手とする学生プロゲーマーの主人公が、画面の名から出てきたVtuberに翻弄されることがウリ。あと声優もウリ。この業界の作品をプレイしていればどっかで聞き覚えのある声優であろうが、独特な高い声で絡んで来るウザさが癖になりそう。複数ヒロインならば常にこの声優の声を聞いているわけではないので堪えられるが、ピンヒロインもので始終聞かされると中毒になっていきます。話の内容としてはVtuberといえばFPSということで、主人公はソロ対決のeスポーツに出場することになっています。しかしVtuberとの日々によって自分の修行の時間が削られていくのです。これまでソロプレイが中心であった主人公がVtuberとの生活によって成長するのか、それともハングリー精神が消失し衰えてしまうのかが見どころですね。まぁ、話の展開的に、Vtuberとの協力プレイによって新たな見地が開け、これまで負け越していた尊敬もしているライバルに勝利できたぞ☆とかいってハッピーエンドになりそう。

その他周辺作品

空の少女 -美娼女学園1- (Argonauts) (2020-04-24)

敬虔な信徒のためのキリスト教系の学園かと思っていたらさぁ大変。その実態は慈善と称して恵まれない家庭背景を持つ少女たちに性教育を施し肉奴隷として出荷するという裏を持つ学校であったとさ。本作はピンヒロインモノであり、1作ごとに類型の異なるヒロインが出荷されていきます。1作目は清楚系黒髪ロング真面目ヒロインがターゲットにされます。主人公はシスターに扮して普段は女装していますは実際には調教役を務める竿役であり、少女を開発していきます。肉奴隷にされることになる少女がそれでも主人公に対して淡い想いを抱いていたり徐々に堕ちていく姿が悲哀をそそります。果たして主人公は情に流されることなく、役目を全うできるのか!?という抜きゲー。主人公がなぜ調教役として飼われているのかってのも気になります。

リアルエロゲシチュエーション!2 (自宅すたじお) (2020-04-24)

様々なプレイを試していくことをコンセプトにしたハーレムもの抜きゲー。主人公は自分の性癖をノートに綴ることで欲求を昇華させることを生き様としてきました。しかしその性癖ノートを落としてしまったことから物語が始まります。このノートを拾ったのは最近スランプ気味だったエロ漫画家のヒロイン。ブレイクスルーを求めていたところに主人公の性癖ノートが突き刺さるのです。このことから主人公は関係を迫られ、さらに主人公に好意を寄せていたトモダチ系ヒロインやサドっ気のある炉利担当も参戦していきます。こうして主人公の性癖ノートに綴られたフツーとは言えない様々なシュチュエーションを実施することで誰と結ばれるかを競うチキンレースが開幕されることとなったのでした。

トリニティ×カラミティ 〜淫らな躾と終わる世界〜 (Escu:de) (2020-04-24)

令和の時代になっても作業系ポチポチゲー。メーカーEscu:deはノベル主体ではなくゲーム性を重視していることもよく知られていますが、令和の時代になってもひたすらクエストをこなしてパラメーターを上げて「数値ジャンケン」をしていきます。作風としては箱庭世界モノで、世界は形而上学的存在によって作られた砂上の楼閣であり、理想に反すると天使たちが滅ぼしにやってくるので、それに叛逆して対抗するという設定です。フジリュー封神演義的な感じ。主人公は魔力供給によってヒロインの魔力を統御することができ、クエストをこなすことで彼女等に魔力の使い方を教えていくという設定です。プレイによって上昇するパラメーターが異なるため、色々なプレイが用意されているのですが、1回目は真新しくても数値を上げるために差分もほぼ無い夜伽を何回も選ぶので飽きがきます。そこを何とか克服して欲しいというのが正直な感想です。