雑録

QUALIA ~約束の軌跡~ -体験版-の感想・レビュー

アンドロイドが主人公の死を契機に感情を得、過去改変に挑む話。
最初はよくあるアンドロイド感情モノのパターンなのだが・・・。
アンドロイドが主人公をよく知るためにシンクロ機能を勝手に開発し出す所から面白くなる。
一方、主人公は超えられない時間の壁を超えようとするが、交通事故で死ぬ。
主人公を亡くして初めてアンドロイドが自分の感情に気付く所はグッとくる。
そして主人公の遺した時空流離の理論を研究し、過去の主人公と夢で繋がる。
おねショタ展開になりアンドロイドは主人公に知識を伝えるのだ!

アンドロイド少女マキナのキャラクター表現とフラグ生成過程

f:id:r20115:20200507170114j:plain

  • 最初はよくあるアンドロイドが人間の感情を持てるか云々という話
    • アンドロイドのマキナは完成したばかりのアンドロイド。そのAIは未完成であり、その深化の為に主人公のメイドになります。主人公は幼少期に両親を亡くし、その寂しさの為に大学を飛び級で卒業しAI開発で名を馳せていましたが、富や名声に擦り寄る人々に癖易し人間不信に陥っていたのです。そんな主人公を救ったのが、先輩研究者のカレンさんであり、主人公と共同開発でマキナを作り上げていったのでした。主人公はディープラーニングでマキナの感情を育ませていくうちに、次第に恋愛感情を抱いてしまい、それをマキナに伝えるのですが、マキナはいまだ人間の全ての感情を理解するには到らなかったのです。
    • ここらへんはよくあるアンドロイドと人間の恋愛感情モノであり、何も知らないアンドロイドに人間の社会常識を教えていく展開はホッコリするけどまぁありがち。面白くなってくるのはマキナが自我を持ち始めるところからで、主人公の感情を理解したいからという理由でシンクロ機能を主人公には内密で開発しだす流れは結構好き。

 
f:id:r20115:20200507170120j:plain

  • 主人公死後は過去改変に挑み、別の世界線を生み出す
    • 一方、主人公はアンドロイドを好きになってしまったこと生じる諸問題に色々と悩むことになり、中でも人間は機械よりも早く死んでしまうという課題をカレン先輩に突き付けられます。主人公は葛藤を克服し、何とか自分の死後もマキナに何か残してやりたいと時空跳躍の研究を行い始めるのでした。困難を経て主人公は時空跳躍の基礎理論の発想を得るのですが、その嬉しさに駆られて早く家に帰ろうとしたため、帰宅中運転をミスし、交通事故死してしまうことになります。
    • マキナは主人公の死に際してこれまで不完全であった感情の発露を見ます。失って初めて自分の心にあるものが恋愛感情だと気づいたのですね。マキナはこの思いに気付くと主人公の遺した業績を集め始め、時空跳躍の研究にたどり着きます。そして15年の歳月をかけ、過去の夢の中に干渉する方法を編み出したのです。ここからおねショタ展開。幼少期の主人公の夢に出現したマキナは、自分の知識をショタ主人公に伝えていきます。こうして過去を変え別の世界線を生じさせ未来のマキナは今のマキナではないけれど「未来で待ってる」展開となります。果たしてマキナが過去干渉して育てたショタ主人公は、どのようなアンドロイドを作り出すのか!?といったところで体験版はお開きとなります。
    • 当初は粗製濫造されるアンドロイドモノで低価格ピンヒロインモノだろー!?と流し読みしていましたが、マキナが勝手にシンクロ機能を開発しだすところから割と真剣に読んでしまい、過去改変に挑み始めた流れは結構面白かったです。

 
f:id:r20115:20200507170127j:plain
 
f:id:r20115:20200507170134j:plain