2020年6月のノベルゲーの状況ですが、実質サマポケFDの一強状態です。
私も御多分に漏れずサマポケFD買いました。しろは死亡後のうみ√が楽しみです。
サマポケFD以外ではQUALIAは体験版では面白かったです。
また、抜きゲーかと思いきやシスターレッスンのシナリオがしっかりしていました。
この作品群だったら『白昼夢の青写真』も延期せずに戦えたのでは!?
※【追記】『ATRI -My Dear Moments-』を完全にスルーしていました。
Summer Pockets REFLECTION BLUE
サブキャラ昇格と新キャラ追加により攻略対象を増やしてFDを出してくる商法。買ったけど。個人的に期待しているのはうみ√。そもそもサマポケはしろはが死亡したことにより主人公と娘のうみの仲が疎遠となったため、うみが両親の馴れ初めを知るためにタイムリープしてくることから始まったのでしたね。しかし作中で、しろはが死んだ世界線の主人公とうみが和解することはありませんでした。CLANNADではトモヤが覚醒して汐にもう一度愛情を注ぐ展開をやったのだから、オマージュであるサマポケもきちんとうみが愛されるようになって欲しいと願わずにはいられません。また正規の世界線ではしろはが呪縛を乗り越えられず死んでしまうのですが、その理由はしろはが周囲を頼れなかったためであるので、是非しろはには社会的連帯を信じてもらって皆の力で呪いを突破して欲しいです。皆の絆で呪われた運命を乗り越えるというテーマはリトバスでやっているのだから、そのオマージュであるサマポケもしろは存命させてやってください。いや、ホント上記二つの問題が解決されることを切実に期待してサマポケFD買いましたので。よろしくお願いいたします。
QUALIA ~約束の軌跡~
ピンヒロイン低価格モノでメイドがかわいい。当初は人工知能のメイドが自我を確立していくといったアンドロイドモノでよくあるような展開なのですが、体験版中盤から話が面白くなってきます。自我を確立していくアンドロイドが主人公のためを思って、意図的に秘密を持っていくのです。さらに主人公を死亡させる展開となり別の世界線で過去改変に挑む時間跳躍モノに発展します。AI・アンドロイド・並行世界・時間跳躍・メイド・おねショタといった要素をクオリアによってまとめ上げています。
アナベル・メイドガーデン
こちらもピンヒロインのメイドモノです。幼馴染ゲーでもあります。仲の良いお友達認定されてしまっていることを変えるために、許嫁にしてもらいメイドとして仕えたいと訴えて来る幼馴染のアグレッシブさはグッときます。本作のウリは何を違わずアナベルの可愛さということが出来るでしょう。アナベルかわいい。一つ懸念があるとすれば、速攻でフラグが形成される上にピンヒロインものなので登場人物の外に広がりがなく物語に目的が無いことでしょうか。キャラゲーなのでアナベルと夏休みを過ごす生活を体験することだけでも及第点かと。
シスターレッスン
一見すると抜きゲーです。当初はしおこんぶ先生の原画ゲーかと思っていました。しかし、なかなかどうしてシナリオもしっかりしているではありませんか。主人公はアメリカ出身のクソナードであり、知識は肥大化していますが人間関係をあまりにも軽視していました。そんな独りよがりな主人公に対し、幼馴染のお姉ちゃんたちが愛情を注ぎ、情緒を育んでいくのです。物語上の特性としては、学校の授業に孤立しがちな若者のために人間関係作りのカリキュラムが組み込まれており、ここでの恋愛論がフラグ形成にスパイスを利かせているのです。割と良ゲー。
ネコツク、さくら。
ぼっち系根暗少女が猫神に憑依されて学園の敷地内から出られなくなってしまう話。メインヒロインのぼっち少女をどれだけ受け入れられるかが勝負の鍵。このぼっち少女は自分を変えるために一念発起し高校デビューを図ろうとしていたのですが、本人の性格に結構な難点があります。単に引っ込み思案であったり、内向的な性格ということならよかったのでしょうが、周囲との調和を無視して本に熱中したり、自己都合を優先させたりしてきます。さらに決定的なのは、学園から出られないヒロインのために、他のヒロインズがアレコレと世話を焼いてくれるのですが、本人が癇癪を起してGWにどこにも出かけられないのは嫌だと駄々をこね始めます。これはGWにおけるお泊り会を挿入させるための展開上、致し方ないのですが、体験版の時点ではメインヒロインの難点ばかりが目に付く結果となってしまっています。製品版で逆転ホームランはでるのかに注目が集まります。