プリコネ第7話「ペコキャル百合友情回」の感想・レビュー

今回はダブル百合。ゲストキャラの姉妹百合と共にペコキャルが展開されます。
無批判に上司命令に盲従していたキャルはぺコリーヌの危機を前にして覚醒。
友情パワーに目覚めたキャルは頸木から解き放たれ友のピンチを救うのです。
一方主人公は周回プレイで何度も対峙してきたとかいうボスキャラと対戦。
形而上学的存在の干渉でバフスキルを解放しボス戦を凌ぎ切ります。
残り半クールを前にしてようやくシナリオが動き出したかのような感じ。

ペコキャルの百合友情尊い

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  • 上司命令に無批判となり自発的盲従を強いられる労働者がぺコリーヌによって解放される
    • アニメ版プリコネの狂言回し役となっているのが、ある意味でキャル。奇人変人が多いなかで常識人であるがゆえにツッコミ役にも回ります。キャルの苦悩がシナリオの原動力となっているといっても過言ではないでしょう。今回は「監視」を命じられたキャルが、上司の派兵した敵に追い詰められるぺコリーヌを見て葛藤することになります。
    • キャルは典型的な日本の労働者像を反映しているとも言えます。会社や上司の命令は絶対であり、その内容に疑義を呈すること能わず、自ら進んで職務遂行を全うすることを是とするのです。しかし、だからといって、自分の良心を捨て去り精神的奴隷になりきることもできず思い悩むのです。だから日本の労働者は容易にメンタルクラッシュして使い潰されて行くのです。つまりキャルは私たちの投影ともいえるでしょう。
    • そんな私たちを救済してくれるのが、我等がぺコリーヌ。いち早くキャルの異変に気付くと、その暖かな笑顔で精神を浄化してくれます。友情パワーと上司の命令で板挟みに会うキャルが、ぺコリーヌの為に立ち上がったシーンは思わずハラショーと叫びたくなる気持ちでいっぱいでした。
    • 「あのお方」=企業/上役であると考えると職務命令に反したキャルはこのままでは処分されてしまうでしょう。この後キャルがどのようにブラック企業を退職して自分の道を歩み始めるのかに期待が持たれますね。文脈からすると、キャルの上司がペコの王国を侵略し主人公はいつも敗北エンドを迎えてしまうので結末を変えるためにn周目に挑んでいるという状況なのでしょうかね?
    • 主人公は形而上学的存在が正妻でコッコロちゃんがバブミ担当なので、ペコキャルは変にハーレム要員になるよりも百合友情にして正解だったかも?

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