プリンセスコネクト!Re:Dive Season 2 Menu1「美食を訪ねて〜好奇心は最高のブーケガルニ〜」の感想・レビュー

主人公たちのギルド「美食殿」の目的が「美味しい物の追究」であることを視聴者に示す話。
美食殿のメンバーたちが仲良くクエストをこなしているのを見ているだけでホッコリする。
魚介類が陸上で空に泳ぐダンジョン?とか見ていて楽しいし、地縛霊の未練解消というお涙頂戴展開もある。
基本的にはコミカル路線でギャグ中心だが1期は王国が簒奪されたままで治安も悪化してるんだよなぁと。
冒頭では王女としてのペコリーヌ(ユースティアナ)が早朝に王城を真剣に見つめる様子も挿入される。
ぺコリーヌの心境のことを考えるとクエストに興じる姿は結構深刻そうだし、王国も滅びそう。

ギルド「美食殿」の活動の様子

f:id:r20115:20220111214223j:plainf:id:r20115:20220111214230j:plain
もう移動シーンだけでも楽しい
  • 美食殿の4人がクエストしてるのを見るだけでホッコリする
    • アニコネ2期1話は、ギルド「美食殿」が最高の調味料を求めてクエストしにいく話。視聴者に対してアニコネの雰囲気を味合わせるための機能を持っています。独特なファンタジー的世界観、コミカルなギャグ的展開、お涙頂戴のホッコリストーリーなどその魅力が提示されています。実際、漠然と視聴しているだけで結構和みます。和み枠のシナリオ。魚介類が陸上の空を泳ぐ世界観とかいい雰囲気を醸し出しており、魔物を狩って肉を食う要素もウキウキするし、地縛霊となった冒険者たちの未練を解消しに行くとかもグッとくる展開。最後の最後で本来の目的が達成できなくても、空腹の状態で仲間たちと食べることが最大の調味料なのさオチも回収しています。最後のシーンで野菜が嫌いだったキャルが思い切って口にし、夢中でハムハムする所とか最高です。そしてそれを慈母のように見つめるぺコリーヌよ。ペコキャル。そしてそれを見て満足する主人公とコッコロという構図もホッコリする。もう世界の真相とか王位簒奪とか正妻のピンクの人とかどうでも良くて美食殿のメンバーの活動だけで全13話とかやってもいいのよと思ってしまう程。
f:id:r20115:20220111214214j:plainf:id:r20115:20220111214219j:plain
最高の調味料は空腹と仲間の絆だったのさというオチ

王女ユースティアナ=フォン=アストライアの憂鬱

f:id:r20115:20220111214139j:plainf:id:r20115:20220111214143j:plain
ぺコリーヌの憂鬱
  • 「美食殿」はぺコリーヌにとってどのような意味を持つのか。
    • ベースは美食殿ホッコリ話でも、1期のことを思い出すと、状況は深刻。ランドソルの王位は簒奪されたままであり、王女ユースティアナとしてのぺコリーヌは王宮関係者や国民から忘れ去られたまま(令和になっても逆ONEです!)。まさにロストプリンセス状態。1期では問題が解決されないまま放置されてペコキャル百合友情エンドになったのですが……。2期では冒頭からぺコリーヌが王城を真剣に見つめる様子が挿入されており、問題は忘れられていない様子。そのことを考えると美食殿の目的は美味しい物の追究以外にも様々な意味がありそう。人々に忘れ去られてしまったぺコリーヌの居場所であったり、辛い現実から目をそらし生きる活力を蓄える場だったり。もう少し穿った見方をしたら、クエストをすることでメンバーのレベリングをしたり仲間を増やしたりして、ラスボス倒すために利用しているのかもしれません。原作知らないので分かりませんが、王位簒奪の解決とゲーム内世界に閉じ込められてしまった的な世界の真相解明はやるのかしらね。ぺコリーヌが美食殿に対して思う心境などを描いてくれたら物語が深まりそう。

 

f:id:r20115:20220111214155j:plainf:id:r20115:20220111214200j:plainf:id:r20115:20220111214204j:plainf:id:r20115:20220111214208j:plain
ぺコリーヌかわいい
f:id:r20115:20220111214147j:plainf:id:r20115:20220111214151j:plain
唐突に挿入されるリトルリリカル

2022冬アニメ第1話感想集