近現代東南アジア史【3】仏領インドシナ

1.フランスのインドシナへの進出

  • 阮朝
    • 1802年 阮福暎 、フランス人ピニョーの助けで全土を統一、阮朝を立てる。
    • 1804年 清朝冊封を受け越南国王に封ぜられる。清の制度を導入し、行政制度を整備。

2.仏領インドシナの民族運動

  • 1904 ファン=ボイ=チャウ、反仏独立を目指す秘密結社(維新会)を組織。
  • 1905 ファン=ボイ=チャウ、日露戦争に勝利した日本への留学運動ドンズー運動(東遊運動)を展開
  • 1907 日仏協約…日本の韓国支配とフランスのインドシナ支配を相互承認。日本は反仏運動を弾圧。ドンズー運動は挫折した。
  • 1912 ファン=ボイ=チャウ、辛亥革命に刺激されてベトナム光復会を設立。武力革命を目指したが弾圧され衰退した。

3.インドシナ共産党の成長

4.第二次世界大戦後の仏領インドシナ

4-1.ベトナム

(1)インドシナ戦争(1946~54) フランス・ベトナム国 VS ベトナム民主共和国カンボジアラオス
(2)ベトナム戦争 アメリカ・ベトナム共和国 VS ベトナム民主共和国
(3)社会主義国ベトナムの政策転換
  • 1979:中越戦争ベトナムがカンボジア内戦に介入してポル=ポト政権を倒しヘン=サムリン政権を樹立させると、中国軍が侵入。実戦経験豊富なベトナムが撃退して終了。
  • 1986:ドイモイ政策→年に採用されたベトナムの改革・開放路線。経済面では生活消費財の生産拡大、市場経済の導入、外国資本の導入をうたう。

4-2.カンボジア

  • ⑤国連カンボジア暫定行政機構(1991~1993)
    • ‣1993年による総選挙(ポル・ポト派不参加)でシアヌーク復権

4-3.ラオス

①1953年 ラオス独立。左右の政治勢力の対立から内戦が始まる。
②1960年代 内戦状態;政権を握る右派VS左派のラオス愛国戦線(パテト=ラオ)
③1975年 ラオス愛国戦線が勝利 → ラオス人民民主共和国が成立。