月の少女 -美娼女学園2- 体験版の感想・レビュー

敬虔な宗教系女子校の一方で、実は少女たちを性奴として出荷する学園シリーズ。
シスターに扮する主人公は出荷対象となった商品の少女に性的技巧を仕込む技能官。
第2作目は枕営業を拒否したため仕事を干されたアイドルに奉仕を習得させる。
生意気でツンケンしているようで実は優しくて素直なギャル系ツンデレチョロイン。
おぼこなヒロインを染め上げるところにこのシリーズの面白みがあるのかもしれない。
ヒロイン調教の一方で、学園の謎解きと支配からの脱出がシナリオとして進んでいく。

鷹鳥詩鶴のキャラクター表現とフラグ生成過程

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  • 小生意気で自我が強い少女に奉仕の技能を習得させ枕営業を成功させろ!
    • 鷹鳥詩鶴は所謂ギャル系のアイドル。大手プロダクションに所属してはいるものの社長に肉体を求められた時に拒絶したため、仕事を干されてしまいます。回ってくるのは下品なグラビア撮影ばかり。長期的なスパンで考えればグラドルなど賞味期限が数年でしかありません。お先はこのまま性産業で使い捨てられることは目に見えていました。そのため詩鶴はとうとう枕営業に応じることを決意するのです。
    • しかしながら性的経験もなければ従順でない詩鶴がいきなりオッサンの相手を務めたとしても満足させられるわけがありません。それゆえ、主人公に白羽の矢が立ち詩鶴を調教することになったのでした。主人公がシスターとして勤務する学園は、表向きは世間からも評判の高い敬虔な宗教系の女子校なのですが、政財界の有力者たちの求めに応じて、ターゲットとなった少女に性技を仕込み商品として出荷するという側面も持っていたのです。主人公は男性ながら中世的な体つきであったため、普段は女性としてシスターの仕事に従事しつつ、クライアントの要求通りに少女達を仕込む技能官としの役割も持っています。こうして様々な種類に少女達を仕立てあげていくところに、源氏物語の紫の上的な欲求を満たすことができるというワケ。
    • 今回のターゲットとなる詩鶴に対しては、枕営業でオッサンに気に入られるための奉仕の精神を身につけさせることがポイントになってきます。詩鶴は自己の商品価値を認識しているため、生意気で気位が高く、ツンケンしています。けれども芸能界における栄達の為にはあらゆる手段を取る決意を済ませてきているため、主人公の指導には一応従っていきます。本質的には優しくて素直で頑張り屋なので、主人公の指導の下、徐々に男を喜ばせるための言葉を自ら考えて発するようになっていきます。このように抜きゲーとしても安定的にまとまっていますが、一応シナリオの方も土台がありまして、主人公は学園に隷属する身分でありながらも、何とかして脱出を試みていることがチラホラと背景で語られていきます。果たして主人公の運命や如何に。分割商法なので詩鶴のほかにまだヒロイン残っているため、学園脱出問題がどこまで進むかに注目が集まります。


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