Honey*Honey*Honey! 体験版の感想・レビュー

男女間でソーシャルディスタンスを強要される社会というトンデモ設定系。
主人公は男友達だと思っていた幼馴染が実は女で社会的制裁を受けていた。
それ以来他人と深く交流することを忌避してきたが、地元にUターンし変化が訪れる。
幼馴染と再会し、校内公認カップルを選別する監査役に就任するのであった。
ネットの偏向的な知識しかない幼馴染と恋愛を育んでいくことが主要な話となる。

男女間でのソーシャルディスタンスを強要する社会

f:id:r20115:20200822173105j:plain

  • 他人と距離を取ろうとする主人公にヒロインたちがグイグイくる
    • 主人公は他人とあまり深くかかわろうとしない性格。その理由には転校を繰り返したことに加え、幼少期のトラウマがありました。主人公にはとても仲の良かった幼馴染がおり、その子を男だと思い込んでいたのですが、実は女だったというワケ(結構有り勝ち)。で、何もわからないまま、男女間で仲良くしていたとして糾弾されることになり、女子たちから社会的制裁を受けたのでした。学級会とかで女子の告発により吊るしあげられる系のノリ。以上により、主人公は他人と関わらない生活を甘受するようになったのでした。
    • 時は流れ、何度も転校を繰りかえし、ついに主人公は地元に戻ってきます。しかし転入先の学校は徹底的に男女を分けるトンデモ学校だったのです。(だったら共学にしなければ良いのでは?というツッコミはありません)。そしてここで幼馴染と再会し、実は女だったということを認識し、なし崩し的に恋愛監査部に入部させられることになります。何でも幼馴染の父親が社会的に男女を分離する法律を制定させたので、幼馴染は父の意志を尊重したいのだとか。こうしてカップルを審査し、善良な清いおつきあいをする男女なのかを見極めることとなります。
    • しかし幼馴染には欠陥があり、男女間での付き合いのことをよく知らないため、全てを肉体的結合に結び付きけてしまい、ほとんど監査を通さなかったのです。その反面で、幼馴染自身も恋愛事に興味を抱いているため、監査基準を考慮するためと称して、疑似カップごっこをすることになっていきます。ほかの攻略ヒロインとしては、トンデモ設定をトチ狂った世界観と称して革命を起こそうとするビッチギャルと痴女系バブミ先生がいます。体制派に属しながら革命派にも粉をかける主人公の図って感じ。特にシナリオに中身は無い。トンデモ設定と最終的にどのように折り合いがつくのかは気になります。

f:id:r20115:20200822173112j:plain

f:id:r20115:20200822173119j:plain