ゆるキャン△(アニメ1期)第1話「ふじさんとカレーめん」の感想・レビュー

ソロキャンパー志摩リンと山梨に引っ越してきた少女なでしこが出会う話。
シーズンオフの人がいない時期を狙ってソロキャンし読書を楽しむJK志摩リン。
一人での時間の楽しみ方というものを肯定してくれる力強い作品。
一方、富士山みたさに坂道をチャリで爆走したなでしこは力尽きて寝てしまった。
日が落ち恐怖に駆られるなでしこを志摩リンが救う所から物語はスタート。
寒さと暗闇の恐怖に震える中で振る舞われた焚火とカップ麺はなでしこの心を打つ。

ひとりの時間の楽しみ方

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  • ソロキャンは自由で良い。キャンプにきて読書しても全然かまわない
    • 第1話はソロキャンパーとして経験値の高い志摩リンとキャンプ未経験者のなでしこが出会う話です。なでしこは山梨に引っ越してきたばかりであり名物の富士山を見るためチャリで山道を駆け上ってきました。しかしあいにくのお天気だったようで富士山は見えず、さらに力尽きてベンチで眠り込んでしまったのです。そんななでしこを変な奴と尻目に見ながら志摩リンのソロキャンの様子が展開されていきます。もしかしたら心無い人は本なんざ図書館で読めよと口さがなく言うかもしれません。しかしソロキャンは時間を持て余すことこそが目的!何をやってもいい。その辺をブラブラ散策しても良いし、スマホ弄ってもいいし、ラジオ聞いてもいい。俗世と切り離されたところで世俗的なことをして全然かまわないのです。こういった時間は無駄なものではなく楽しいものであると改めて評価して提示したことにゆるキャン△コンテンツ産業史的意義があります。焚火見ると落ち着くし。
    • さて、アニメだとトイレに行く描写ばかり映される志摩リンですが、日が落ちた所でようやく起床したなでしことエンカウント。涙ぐむなでしこと遭遇してしまった志摩リンがまずしたことは逃走でした。そりゃそーだ。落ち着いた所で改めてなでしこから上記の事情を聞く志摩リンですが、なでしこはスマホを忘れた上に電話番号も覚えておらず連絡手段がありません。困り果てるなでしこに対して志摩リンは焚火の火を強くしてやり、カレー麺を振る舞うのでした。
    • 日中、富士山が見られなかったことを残念がるなでしこでしたが、志摩リンに促されて背後を見ると、そこには月明かりに照らされた富士山の姿が!綺麗な風景に感動するなでしこは、自分が姉のケー番を覚えていたことを思い出すのでした。こうして無事に迎えを呼び、帰宅できることになったなでしこ。最後に自分の連絡先を志摩リンに手渡し、ガールミーツガールになるのでした。

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