ゆるキャン△SEASON2 第13話「おかえり」の感想・レビュー

伊豆キャンが終了し家に帰る話。旅の寂寥感と実家の安心感が描かれる。
冒頭から志摩リンがグルキャンに誘ってくれた礼を述べ、デレモード炸裂。
大室山・カピバラ温泉を経ていよいよ山梨への帰路につきます。
終わっていく旅の寂しさを抱くなでしこと志摩リンの心情描写がとても良い。
これはゆるキャン△2期が終わってしまう寂寥感にも言えることでしょう。
最後は先に家に帰ったなでしこが志摩リンを出迎え二人で旅を振り返ります。
そして志摩リンが最初のキャンプを語りだし1話に繋がるという円環の理エンド。

旅の終わりの寂しさをなでしこと志摩リンで分かち合う

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  • 志摩リンがなでしこの心配性に呆れるも超巨大ブーメランとして突き刺さる!
    • 今回は伊豆キャン3日目でとうとう最終回。冒頭から志摩リンが野クルメンバーに誘ってくれたことの礼を述べる場面でスタートしクライマックス感てんこもり。大室山・カピバラ温泉での楽しい時間もあっという間に過ぎ、いよいよ山梨へと帰ります。ここで描かれていくのがなでしこと志摩リンの深い友情の絆です。原付は30キロしか出せないため、帰りは別々になりなでしこ達はあっという間に家についてしまいます。一方志摩リンは渋滞に嵌ってしまうも旅の終わりの寂しさと家に帰る安心感を抱き、この何とも言えない感覚が好きなのだと感情を噛み締めるのです。こういう感情を言語化できるなんて志摩リンは語彙が豊富で表現力豊かだなと。
    • 志摩リンは帰路、スマホを見なかったので、なでしこのメッセージに気付かず、それによりなでしこは志摩リンを心配してしまいます。それ故、帰ったばかりの姉に頼んで志摩リンの出迎えに出ようというのです。なでしこの「お姉ちゃん」という台詞だけで全てを察し、ため息をつきながらも車を出してあげる各務原姉妹も尊いですね。なでしこの出迎えとメッセージラッシュに半ば呆れながらも、志摩リンは自分が姉しこと共になでしこのソロキャンをストーキングしたことを思い出し超巨大ブーメランが突き刺さるのでした。
    • 終局部はなでしこと志摩リンが夜の富士山を眺めながら語らうところで幕を閉じます。旅の寂しさ・切なさに溢れるなでしこを受け止め、また行けばいいんだよと励まし、なでしこも同じ結論に至って微笑むところとか涙が止まりません。嗚呼、ゆるキャン△2期が終わってしまうと涙すると共に、ここで円環の理が発生。志摩リンとなでしこの話題は志摩リンの初めてのキャンプのことにシフトし、1話に繋がるのです。3期が始まるまではもう1度見直せばいいじゃない!ということで幕を閉じます。ありがとう・・・スタッフの皆さま。ゆるキャン△3期はいよいよ孫☆ライダーズの話ですね!志摩リン×アヤちゃんのツーリングの話を楽しみに待っています。

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