ゆるキャン△(アニメ1期)第7話「湖畔の夜とキャンプの人々」の感想・レビュー

なでしこと志摩リンの公式的な初キャンの後編。テント設営と飯と就寝。
お互いが過去の身の上話をするお約束の展開。富士山が結んだ合縁奇縁が示される。
2人で来ても常にベッタリではなくお互いが個人の時間を持てるというのがスゴイ。
なでしこのおコミュ力おばけがここでも建材。つかない備長炭を着火してもらう。
なでしことの同衾を断った志摩リンが自らなでしこに入り込む場面がハイライト。
入り込んだ志摩リンを見てなでしこが何も言わず背中アタックするのがすごく尊い

なでしこ「人生のきっかけなんぞ、大体なんとなくじゃよ……」

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  • 公式上のなでリン初キャン回(後編)
    • なでしこと志摩リンはこれまで2回キャンプをしてきました。1回目はなでしこが行き倒れた所を拾われた時、2回目はなでしこが志摩リンのソロキャンに来ちゃった☆をかます時です。2回とも約束して一緒にキャンプに行ったわけではなく、今回のキャンプが初めての公式的なキャンプになったというワケ。第6話は主に移動回でしたが、今回はいよいよ実際にキャンプします。テント設営後に紅葉を見ながらココアタイム。ここで志摩リンがキャンプを始めたきっかけ(アニメ2期1話の話)を語ることになり、なんとなく始めたのだと述べます。それに対しなでしこが「人生のきっかなんぞ、大体なんとなくじゃよ……」と返すところがグッとくる展開。この後なでしこも浜松時代の過去を話すのですが、富士山がきっかけで志摩リンとなでしこが偶然出会えたことが判明し、もしかしたら出会わなかったかもしれない世界線を思ってしまう志摩リンも趣深いものがあります。
    • そして今回のキャンプではなでしこが人間的な資質の強さを発揮していきます。志摩リンが備長炭に火をつけられない姿を見ればベテランキャンパーに助けを請い、志摩リンのために鍋を振る舞い、お世話になったキャンパーと交流し、肉をうまそうに食べて健啖っぷりを見せつけるのです。そして志摩リンがテントに入ってくればそれを暖かく受け入れます。個人的にポイント高いのが、なでしこが同衾したいと申し出た時には断った志摩リンが、夜にトイレに行って怖くなりなでしこのテントに入り込むシーン。これに気付いたなでしこが何も言わずに背中同士をあわせて微笑むところは百合的に尊さが感じられてとても素晴らしいですね。あと寝る前に志摩リンがなでしこにキャンプを誘ってもらったお礼を言う所とか好き。

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