雑録

スーパーカブ 第12話「スーパーカブ」の感想・レビュー

傷心の椎ちゃんを慰めるために本土最南端へカブで桜を見に行く話。
待っていれば桜前線は北上するが、自ら見に行こうとする姿勢を説く。
これは能動的に行動を起こすことの重要性を説くメタファー。
カブを手に入れるだけでは駄目だけど確かにカブが行動範囲を広げてくれたのだ。
ラストでは椎ちゃんもリトルカブを購入し、晴れて主人公メンバーの仲間入り。
しかしながら最後まで主人公は椎ちゃんにマウントとってイキってしまいますが……。
新しく買ったカブにスリスリする椎ちゃんを見て、イキリは封じられたのでした。

「椎ちゃん慰め会」や「カブによる積極性の獲得」は良かったのに、なぜ最後まで「マウンティングおじさん」するのか?

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  • 「イキリバイカーマウンティングおじさん」を華麗にスルーエンド
    • 今回は椎ちゃん慰め会。思い入れのある自転車を廃棄することになった椎ちゃんは主人公に縋ります。そんな椎ちゃんを励ます会として、カブで桜を見に行くことになります。目指すは本土最南端。山梨県からビジホやネカフェを利用し一路鹿児島県を目指します。唯々走るだけですが、それもまた青春。ぶっちゃけ視聴者の多くはこういうのが見たかったんじゃないかしらん?コミュ障消極的根暗ぼっちだった主人公が、カブにより仲間が出来て、鹿児島まで転がすようになるとは感慨深いものもあります。エピローグでは主人公の述懐的ポエムが挿入され、カブを手に入れるだけでは駄目だけど(確かにカブは行動範囲を広げるきっかけを与えてくれたので)自らが積極性を掴む契機となったのだ!とイイハナシダナーエンドが展開されていきます。
    • こうして最終回はハッピーエンドで終わるかと思いきや、最後までイキリバイカーマウンティングおじさんムーヴが発動します。ラストではついに椎ちゃんがリトルカブを購入し、バイカー仲間になるのですが……。喜ぶ椎ちゃんを尻目に、主人公は御高説を垂れていき場をシラケさせることしきり。ひょっとして(しなくても)主人公がコミュ障なのはイキリ系マウンティングにより関係性を破壊してきたからなのでは!?とちょっと思ってしまいました。マウンティングでしかコミュニケーションが取れない人って結構いるよね。それでもリトルカブを手に入れた椎ちゃんは満悦しながらバイクをスリスリ。主人公による説教を華麗にスルーしたのでした。マウンティングおじさんが多い昨今ですが、その対処法として「テキトーに聞き流す」ことが肝要であることを示して、本作は幕を閉じたのでした。

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スーパーカブ感想まとめ(全12話)