お人よしな主人公が攻略ヒロインに体よく利用されてしまうのを眺めるだけの話。
物語の目的が提示されずテーマ性も無く、攻略対象とイチャコラするだけのキャラゲー。
しかし肝心のヒロインたちが余りかわいいとは思えず、魅力も感じられないのが痛いところ。
イメチェンした元根暗、カマトトぶりっ子後輩、ええかっこしいの生徒会長先輩の3人。
媚び媚びした声優がライターの「おじさん構文」テキストを読み上げる演技がとても辛い。
戯画のキスシリーズは戯画マインとして有名だが本作も地雷になりそうな気配が濃厚。
今回の戯画マインキスシリーズも地雷臭が半端ない
- 【1】もはや戯画がどこまでキスシリーズを続けるのかが見どころ!
- 【2】イメチェンした元根暗少女
- 体験版をやった限りでは、攻略ヒロインに一ミリも魅力を感じられなかったので残念。人によって合う合わないがあるので、こういうヒロインが好きな人もいるのでしょう。メインヒロインはイメチェンした元根暗少女で主人公に対して最初から好感度マックス。主人公に振り向いてもらうためにイメチェンもしたのに、主人公は古式ゆかしい鈍感難聴朴念仁であり、それに気づかず華麗にスルー。根暗な女の子が頑張ってる感を出そうとして、びくびくオドオドしながらも勇気を出す姿を見せることで、健気かわいさを提示しようとしています。時折出る道産子方言で芋臭さが残存しており、そのギャップ性で魅力を加算させようとしています。主人公はイメチェンしたメインヒロインにかわいい、かわいい言っておだてるのですが、肝心のメインヒロインの好意には全く気が付かない!!そんな主人公に耐えられるかも勝負の分かれ目。
- 【3】カマトトぶりっ子後輩
- 二人目のヒロインはカマトトぶりっ子後輩。このキャラの声優の演技が非常に鼻につくものだったので、個人的に受け入れられませんでした。大変申し訳ございません。主人公に擦り寄ってくる声が酷い。そしてこのキャラには必殺「おじさん構文」が付与されており、語尾にハートマークなどの絵文字がつくテキストが量産されております。それを猫撫で声で読み上げていくのだから、さぁ大変。苦行。このライター、よくこんなオジサン構文を思いつけるなと逆に関心してしまうレベル。もしこれが後輩ヒロインによる、主人公をアッシーやサイフにするための、メスガキ的戦略から来ているものだったら、評価できるかもしれません(流石にないか)。
- 【4】見栄っ張り生徒会長は承認欲求まみれで勝手にストレス溜め込む
- 【5】今作も戯画マインのかほり
- と、いうわけで体験版の時点で地雷臭が漂っているのにここから盛り返して名作になったら歴史的意義のある作品となるでしょう。①テーマ性の無いシナリオ。②目的の無い物語。③キャラゲーなのにキャラがイマイチ。④媚び媚びの声優がライターのおじさん構文を読み上げるというテキスト……等々と製品版が伝説になりそうな予感のする体験版でした。