雑録

ハジラブ Making Lovers「園池桜子」シナリオの感想・レビュー

正統派清純幼馴染と恋愛関係を模索していく話。従来のSMEEとは異なる新機軸。
桜子は最初から好感度MAX。普通の恋人がすることはもう既に成し遂げていた。
それ故、主人公と恋人関係になるも、どうしていいか分からなくなってしまう。
そんな二人はこれから二人でステップアップしようと自分たちの関係性を模索していく。
幼馴染モノなのに過去エピソードや幼少期編が無いとはこれ如何に!?
終盤は死んだ祖父の話に軸が移り結婚しても晩年には孤独になる不安に駆られていく。

園池桜子のキャラクター表現とフラグ生成過程

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  • 【1】正統派清純幼馴染と恋のステップアップ
    • 園池桜子は最初から好感度マックス系幼馴染。幼馴染シナリオの典型例としては「関係性変化」に焦点が当てられ、普段からもう既に仲が良いので幼馴染から恋人になるのは何らかの要因が必要となるパターンが多く見られました。しかしながら、本作はフラグ生成過ではなくフラグ構築後の関係性を描くことが主眼とされています。そのため、恋人関係になってから二人でステップアップしていくという手法が取られているのです。特に桜子は性知識に疎いという設定にすることで、主人公の為に貪欲に学んでいく姿を楽しむことができます。所謂ピンクは淫乱ってやつです。日常イベントとしては桜子の友人ズと一緒に桜子の誕生日のサプライズを用意したとことか良かったかと思われます。ただ園芸部要素は夏休みに学園に行くための口実としてしか機能してなかったのはちょっと残念。ラムネ・恋カケ・ラズベリーキューブの土いじりストたちに比べると全然園芸してません(比べるのは可哀想か)。

 
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  • 【2】幼馴染モノならではの過去のエピソード
    • 個人的な趣味嗜好なので恐縮ですが、幼馴染モノでは過去の絆が重要であると思っているので、二人がどのようにしてどれくらい強い関係性を育んできたのか、その過去エピソードをとても欲しています。幼少中でのイベントとか挿入されるとなおよし。ですが残念なことに幼少期編はほぼ皆無であり、そこは入れて欲しかったものです。特に桜子はおばあちゃんっ子であり、主人公も幼少期から世話になったと書かれているので、このエピソードはぜひ欲しかったです。これに絡めてお盆には一緒にお墓参りに行くことになり、桜子の死んだ祖父は主人公にとっても本当の祖父同然であったと述懐されます。しかしお墓でのイベントや桜子の祖父との間に具体的にどんな過去があったのかは語られません。こういうのってシナリオを入れた方が関係性が深まるし絆が強固になると思うのですが、そう思うのは私だけなのでしょうか!?プレイヤーの皆さまはどう思われましたか?

 

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  • 【3】おばあちゃんっ子の桜子と死による別離の恐怖
    • シナリオの末尾では桜子が喪失の恐怖に駆られることになります。おばあちゃんっ子の桜子ですが、おじいちゃんはもう既に亡くなって何年も経っています。おばあちゃんはそれでも毎日元気に幸せに暮らしているのですが、じゃあ自分が主人公を先に亡くしてしまったらどうなるのか?そういった別離の悲しみを思って気落ちしてしまったりもします。生きていれば必ず死の別離はある。幸せだからこそ失う怖さに駆られるのですね。この桜子の漠然とした不安を主人公が吹き飛ばそうとファッキンする所はSMEEぽかったかな。あとおばあちゃんのお言葉として、愛する人が死んだ後にも後悔しないように今を生きることが重要と諭されるのです。ナイスばーちゃん。私的な感想ですが、もっとおばーちゃんとのイベントがあると良かったかも。おばーちゃんに料理を振る舞うと言ってた主人公には、ちゃんと料理を振る舞って欲しかった……。そんなわけで幼馴染モノとしては過去エピに欠けるシナリオでしたとさ。

 
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