雑録

思い出抱えてアイにコイ!! 体験版(HOOKSOFT(HOOK)) の感想・レビュー

ねこねこやtone work'sのお家芸「幼馴染成長変化」をHOOKもやってみました!という話。
攻略ヒロインは全員幼馴染で幼少期に交わした絆と成長ギャップがウリになる。
泣き虫・暴君・ピザ・カードゲーマー・ぼっちの5人がJKになると華麗に成長!
久しぶりに再会し旧交を温めながらも成長した姿にドキッ☆と出来れば大勝利。
いつものHOOK作品のようにキャラゲーでヒロイン攻略が主眼であり特に目的などは無い。
(シナリオにテーマを求めないキャラゲーが好きな層から高い評価を得るのがHOOKの特徴でもある)
HOOKの近作はアサプロSMEEに挑戦させ、ウケたネタでゲーム作ってる感があるな。

「幼馴染成長変化」がコンセプトで「過去の絆」と「成長ギャップ」がポイント

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  • 幼少期編における各ヒロインとの別離のシーンは個別ルートで回収されるのか!?
    • 最初は幼少期編からスタート。小2から小3に上がるまでの春休みが描かれ、そこでは主人公たちが楽しい毎日を享受していました。近所の同年代の仲間たちと駄菓子屋に集まりつるんで駄弁ってかけがえのない時を謳歌する……若干強引なつまらないギャグによりテキストが滑っていますが、郷愁を感じさせます。特に駄菓子屋のババアが強烈な存在感を醸し出しており、クソガキとババアの関係性がグッとくる展開になっています。
    • 幼少期編では主に依存度強めの泣き虫オドオドヒロインが主軸となってシナリオが展開されます。主人公の隣に住む家族ぐるみの仲であるのが泣き虫ヒロイン。主人公の後ろをオプションのようにくっついて回り、大好き、結婚するという気持ちを隠しません。主人公の引っ越しが突如決まった時、このヒロインを泣かさないようにするため、最後まで引っ越しのことを告げられなかったというのが重要な伏線となっております。体験版では別離のシーンが挿入されておらず、イキナリ成長後に再会する場面になったので、二人の間にどんな過去あったのかを匂わせる上手い体験版の見せ方となっています。

 

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  • カードゲーム奪還事件
    • 一番強烈な印象なのが一つ年上の暴君お姉ちゃん。主人公の男友達の姉貴でもあり、いつも理不尽な事を言っています。まさに「リアルの姉など専制君主である」という現実の一部を体現しているといってもいいでしょう。主人公の男友達はいつもクソ扱いされており非常に可哀想(ちなみにこの男友達は幼少期編においても声変わりした男性声優が小学生低学年を演じているので声に非情に違和感がある)。
    • この暴君お姉ちゃんを変えることになるのが、カードゲーム奪還事件。ポケモンが主流な中、主人公は妖怪ウォッチに嵌っており、そのカードゲームを通して別の学区の少女と仲良くなるという展開です。プレイヤーの少ないマイノリティなカードゲームにだったため、対戦する相手がいなくて寂しかったところ、駄菓子屋のババアの計らいで同志であることに気付き対戦するようになります。主人公の方が圧倒的に強く接待プレイをしてあげると気づかれてしまうので常にフルボッコ。しかし少女は主人公に勝つために研究を深めバトルを通して関係性を深めていくのです。しかしある時、この少女のカードが意地悪な上級生に取られてしまいます。暴君お姉ちゃんは絶対に許せないと主人公たちを率いて取返しに行き、見事奪還に成功するのですが……。なんとカードはバラバラに飛び散りグチョグチョになってしまうのでした。この事件に多大なショックを受けた暴君お姉ちゃんは本気でしおらしく反省。弟がいつものようにからかって元気づけようとしてもさらに傷を抉る結果に。これに対して主人公が慰めの言葉をかけ、淡い感情の萌芽が生まれるというオチになっています。

 

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  • ピザとぼっち
    • 幼少期編で活躍の場が少なかったのがピザとぼっち。ピザは歩くたびにドスドスという効果音をつけられるほどのデブキャラ扱いをされており、鈍くさいためいつも主人公たちグループにおいてけぼりにされてしまっています。一番の見せ場は駄菓子屋のシーンで主人公に駄菓子を奢られて貪るところでしょうか。当時駄菓子屋では100円あれば駄菓子を十分に買うことが出来ましたが、なんと200円も奢られて菓子まみれになります。成長後はダイエットに成功し、体育会系のバレー部キャラに成長。体型の悩みが少女を運動部へと駆り立てたのか!?ここらへんの動きをもう少し幼少期編で描いてくれたら購入者は増えるかもしれない(テキトー)。
    • そしてラストになるのがぼっち系ヒロイン。記号が表す如く金髪ツインテ―ルツンデレ。主人公の転出と入れ替わるかのように転入してくる少女で、わずかなだけど貴重な時間を過ごすことになります。友達がいないと公言しており主人公が初めての友達。そして主人公を介してオサナナジミーズと仲間になれたので、主人公に対して感謝と共に好感度を爆上げさせたわけです。このヒロインも体験版ではエピソード不足であるため製品版でどうなるかが注目ポイント。一人だけ思いでが少ないことを理由として引け目に感じてしまうという展開でも破壊力高そう。
    • いずれにせよ幼馴染成長変化モノはねこねことtoneに比べられてしまうと思うので、HOOKならではのオリジナルを出さなければ勝負になりませんが、そのHOOKのオリジナリティはアサプロSMEEの上澄み。キャラゲーが好きな人からは評価を得られそう。

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参考